宅浪落ちた。

宅浪して落ちたワイ。成功した人のオ〇ニー日記に飽きた人へ。

浪人するか悩んでいる人へ。妥協して2年経った宅浪失敗者の現在。

絶対に志望校に合格して下さい。

何年かかってもいい。

意地でも行きたい大学に行って下さい。

 

以前の記事で、宅浪失敗から一年経ったときの心境を語りましたが、現在の考えはこうです。

 

人は(自分は)結局、自分のやりたいこと=幸せを達成するために生きてる。他人の評価ではない。

 

それができなかったときに不幸を感じる。

 

志望校に合格できなかったことは一生後悔するだろうということ。

 

一浪、二浪、三浪なんて、地方のレベルの低い大学にも案外いるもんです。

 

それどころか27歳の友達もいるし、周囲からバカにされるなんてことは考えなくてもいいです。

 

確かに妥協して若いうちに大学に通って、若さを輝かせようとすることもアリかもしれないです。

 

入学後はとてつもなく苦しいし、劣等感に溺れますが、次第に慣れていくでしょう。

 

それなりの出会い、発見はありますし、性格も変わっていきます。

 

でも、ふと自分の人生を振り返った時、受験失敗の事実、逃げたのではないのかという自分への疑念がいつまでも引っ掛かって視界から消えてはくれません。

 

それが今の自分です。

 

大学に何かを期待しているわけではない。

 

憧れの大学に入れば人生が変わるとも思っていない。

 

大学に頼るような人物は所詮それまでだということも大学に入って分かった。

 

結局、小・中・高と同じで、自分で動くしかないということは分かっている。

 

ただ、「合格できなかった」というその一片の事実が今も自分の肩を掴んで放してくれない。

 

二年経ってもコンプレックスに悩ませられるのは、自分がそれまでの凡人だからかだろうか。

 

その凡人であったなら尚更いい大学に入って箔をつけておくべきだったのではないか。

 

いろいろ考えはしますが、これも全て自分が受験に失敗したから。

 

成功するまで挑戦しなかったから。

 

特別な理由がなくて浪人できないのなら仕方ないのかもしれません。

 

私の家庭も裕福ではありませんし、家庭環境も良好とは言えません。

 

宅浪に失敗した年、祖父が心臓病で、「早く安心させてあげたい」と、後期で受かった大学に進学しました。

 

でも、今考えれば、奨学金を借りることもできるし、祖父の気持ちも自分の主観で想像に過ぎなかったのかもしれません。

 

人生とは、ただ生きることではなく、幸せを求めるものなのだと。

 

そう考えると、受験の目標は、大企業に入社するための布石ではなく、カネ儲けの術を身に着けに行くことでも無く、合格そのものに幸せを感じることなのではないか。

 

あるいは憧れの大学で好きなことを学ぶことなのだと。

 

多浪しようが、行きたい大学に合格できた人がそれを悔やんでいる姿は見たことないです。

 

絶対に志望校に合格して下さい。

 

何年かかってもいい。

 

意地でも行きたい大学に行って下さい。

 

今は本当に辛くて、疲れていると思います。

 

その辛さはあなた以外の誰も理解してはくれないでしょう。

 

あなたの人生はあなたしか歩んでいないのですからね。

 

でも、私は心から応援しています。

 

辛くなったら、他にだれも頼る人がいなかったらいつでも連絡してください。

 

苦しんで、苦しんでいる自分だからこそ、あなたの力になりたいと本気で思っています。

 

あなたならできます。

 

精一杯、前へ!

 

   

 

 

 

 

 

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では!

第一志望に行けなかった人が読めない漢字

なみだって何なんだろう。と思ったので調べてみた。

グーグル先生はこんな質問にも嫌な顔せず応えてくれる。

リア友に聞いたらきっと、怪訝な顔をしてなんとも言えない間が空いて心配されるだけだろう。

「病んでるん?」

いやいや、質問に質問で返すなや。

と、こんなシミュレーションを毎時繰り広げているので自分でも問いたくなる。

「おれ、病んでるんか?」

自分でも分からないし、論点ズレそうなので、やはり頼れるのはブレないグーグル先生だ。

 

先生によると、涙を流すのは2パターン。

玉ねぎの汁、花粉、強い光などの外的刺激に視神経の一部が反応して、異物を洗い流そうと流れる涙。

感情の高ぶりによって脳からホルモンが放出されて流れる涙。

 

なるほど、ヒトが恒常性動物だということを考えれば、異常事態を鎮静化し、正常な状態に「戻」そうとする働きをもつ「水」分が「涙」か。

意外に深い漢字使っとるんやな。

と、納得してしまいそうになるが、俺が知りたかったのは漢字の起源なんかではない。

玉ねぎ切りゃ涙が出てくるのは知っとるし(あ、切れ味のイイ包丁使えばマシやで)、ヒューマンドラマ見たら大抵泣いてしまうことも知ってる。

なんてツッコミながら「なみだ」について調べていると、面白いことが分かった。

 

涙は感情によって味が変わるという。

悲しい時や嬉しい時は甘く、サラサラしている。怒っているときや悔しい時に流す涙はしょっぱく、粘り気があるという。

これは交感神経・副交感神経のバランスによって涙の成分であるカリウムやナトリウムの量が変わるかららしい。

 

「涙に色があれば、人はもっと優しくなる~」的な曲があったが、味はあったらしい。

 

ちなみに私はこの歌詞が嫌いだ。

涙の色で人への対応を変えるなんて、嫌だと言わないから嫌がらせを続けるイジメと変わらないし、人の持つ「共感」という素晴らしい力を捨てていることに等しい。

 

何より、映画のワンシーンで美しい女優の両目から青や紫の液体が頬を伝うようなことがあっては無粋が過ぎる。

 

無粋と言えば、「涙が頬を伝う」という表現はまさに、涙に粋を求めた言葉だと思ったりもした。

 

私が思うに、涙が頬を伝っているうちはどんなに悲しそうな表情をつくっていようが、どんなに怒っていようが、向かい側には何者かが存在するということであり、そこには粋を求めることのできる余裕があると思う。

 

絶望に変わってしまうほど混沌とした感情で流す涙は頬を伝うことなく、無機質な地面に真っ直ぐ落ちていくのではないだろうか。

 

頭を垂れ、地に向かって一心に涙を流すその姿は他人の目に触れることは無く、あったとしても、それを切り取ってフィルムに残そうなどという余裕を感じることはできないだろう。

 

 

あなたにはそんな経験がありますか。

目から出るのは塩っ辛いだけの水分で、過去に戻ろう、戻そうにもできるはずがない。

 

涙が涙の役割を果たさない。 

 

僕にもそんな経験があります。

 

この時期になるといつも思い出してなみだを流してしまいます。

 

もうこんな世の中なんて、自分なんて、無かったことにしてしまいたい。

 

 

なみだって何なんだろう。

 

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これは、誰にも理解されないような苦しみを一人で抱えているあなたが流す「なみだ」に送る漢字です。

 

いや、自分に対する応援でもあります。

 

このなみだが誰かの、自分への「支え」になれば幸いです。

 

頭を上げて、この文字を読んで下さい。

 

そうすれば、この漢字に込められたもう一つのメッセージも読み解けるはずです。

 

シヌナ。

 

あと、もう一歩。

 

 

 

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では!

関正夫信者になって後悔した話。

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現役の夏ごろ、スタディサプリに出会った。

当時(2016年)はまだ名称が「受験サプリ」で、CMもバンバン見かけるというほどではなかった。

 

それまで存在は認知していたが、「月額980円でプロ講師の授業を受け放題」という宣伝文句が胡散臭くて、目にも止めていなかった。

 

だが、当時の私は成績が上がらなくて、予備校に通おうにも経済的に不可能だった。

だから、藁をもすがる思いで登録した。

 

半信半疑、いや、9割9分疑っていたが、そんな先入観はすぐに覆されることとなる。

 

最初に受講したのは英文法の講座だった。

 

これが”関正夫”という名前を初めて目にした日だった。

関正夫の人気の理由

今や参考書コーナーの大半を席捲する彼だが、何が彼をそこまで人気者にたらしめたのか。

私なりに思ったことを書いてみる。

 

革命的な授業内容を発信…したわけではない。

 

彼は「脱・丸暗記英語」を掲げ、さも「全く暗記が必要ない魔法の勉強法」を提供しているように思われがちだが、それは全くの誤解だ。

 

あくまで”丸”暗記の否定だ。暗記は必要だが、それを激減させる方法(彼はそれを「正しい英語」と言っている)を提供するよ、と彼は言っているのだ。

 

例えば、時制。

 

「現在形には3つの用法があって~…①現在の事実・状態、習慣的動作②不変の真理③確定的な未来の予定~」

 

というような従来の教科書や参考書の、長ったらしくて、英語の本質を無視した丸暗記の強要を否定し、

「現在形は現在・過去・未来形である」と端的に断言したのである。

 

詳しい解説は直接彼の動画を確認してほしいが、私は深く納得し、感動さえ覚えた。

 

そして、彼の教えの通りに「脱・丸暗記英語」を実践した結果、センター英語は2か月ほどで40点アップ。宅浪時は196点まで上げることが出来た。

 

もちろん、「メガフェプス」とか、よく分からないゴリ押しの丸暗記は一度もしていない。

 

さて、その「脱・丸暗記英語」の内容は彼が生み出した独自の技術で専売特許なのかというと、そうではない。

 

多くの予備校でも、同じような内容の授業はされていたというし、参考書コーナーには似通った解説のものが既に存在する。

 

それはきっと彼が本質を語っているからであり、全国の英語のプロフェッショナルからすれば、特に目新しいものではなく、共通の認識だったのであろう。

 

日本的で、非効率で慣習的な丸暗記英語の陰に隠れていたその共通の認識を、彼はただ誰よりもデカい声で宣伝しただけなのである。

 

だが、ここが大事なのだ。凝り固まった受験業界に一石を投じるべく、月額980円という破格で全国の受験生に英語の真理を振りまく。

 

これは天下のリクルート様と、カリスマ的な講師陣でこそ成せたものである。

 

彼は今、「自分は間違いなく日本で一番多くの生徒数を抱えている」と豪語する。

 

アンチでも否定しようのない事実だ。

 

この姿をみて教祖と呼ばずして何と捉えよう。

 

そんなことを考えているうちに、私もその教団の一員となり、関正夫信者となったのだ。

 

そして私は悔いた。

 

「もっと早く出会っていれば。」

 

 「自分に合った勉強法」

「守破離」という言葉がある。

 

まずは師の下で教えを守り、学んだ”型”を自分なりに研究する。

 

それから、より良いと思われる型を作ることで既存の型を破り、やがて型から離れ、自由になるという言葉だ。

 

この思想をもって我が国の文化・芸術は発展してきたわけだが、受験勉強にも通ずるところがあるように思う。

 

 

 

「大学」というものは、学術界で何が議論されているのかを学ぶ場(学部)であり、自分なりの信念を持って研究を進める場(院)である。

 

つまり、守破離で言えば「守」と「破」の局面に位置するのだ。

 

医学部では6年間「守」に徹することも必要とされる。

 

 

「自分に合った勉強法があるはずだ!」

などと言って、学校や予備校の教師をひたすら批判して肝心の勉強をしない受験生を散見する。

 

学部に入ってからでも「守」の立場、いや、大学に入ってようやく学びたいことを学べるようになるのだ。

 

受験生活ではその基礎を作っているに過ぎない。

 

つまり、修行僧になるための修行をしているのだ。

 

そんなやつが、ろくに勉強もせず、「自分に合った公立的な勉強法」を探すなんて、傲慢が過ぎるし、受験という短期決戦で探し当てるのは至難の技である。

 

仮に効率的な勉強法を見つけたとして、そこから量をこなさなければ、点数は取れない。

 

点数が取れなければ合格はない。

 

そうして私は合格できなかったのだ。

 

受験生よ、効率を求めることは重要なことであるが、それをするにはあまりにも時間が無く、無知すぎる。

 

まずは信頼出来る師を見つけ、師事してみることではないか。

 

それが関正夫でも、林修でも誰でも良い。

 

とにかく勉強、勉強だ。

 

こんな記事を読んでいる暇は無い。

 

 

 

 

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では!

宅浪でセンター英語196。やったこと一覧[忙しい人向け]

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忙しい人向けに倍速で。

成績の推移

現役

8月<全統マーク> 128(36) 偏差値57.7

9月<駿台・ベネッセ> 168(40) 偏差値66.1

10月<全統マーク> 156(42) 偏差値63.6

11月<駿台・ベネッセ> 170(46) 偏差値65.5

  <全統センタープレ> 164(46) 偏差値62.5

1月<2016センター本番> 167(46) 偏差値62.5

宅浪

5月<全統マーク> 182(44) 偏差値70.1

7月<駿台マーク> 160(40) 偏差値62.1

9月<駿台・ベネッセ> 170(44) 偏差値65.9

10月<全統マーク> 176(46) 偏差値69.5

11月<全統センタープレ>  182(48) 偏差値68.8

1月<2017センター本番> 196(40) 偏差値65.9

 

得点の上下が少なく、運ではなく実力で勝ち取っていることが分かる。

やったこと

現役

  • 夏までは学校で配られた教科書やってた。参考書の存在も知らない。
  • 英単語は学校で「ターゲット1900」を使って毎週小テストをやらされてたので、単語だけはそれなりにやってた。
  • 7月半ば、受験サプリ(現「スタデイサプリ」)関正生と出会う。「脱丸暗記英語」に洗脳される→2ヶ月で40点アップ
  • 関正生の理論を、センター問題集と過去問で確認・実践して身につける。→8割切ることがほぼ無くなる。
  • 学校で「スクランブル英文法・語法」を配られていたが、ほとんどやってない。実力着いたか分からず、嫌いだった。その代わりに、河合、東進、駿台のセンター問題集をこなす。
  • 現役当時は英作まで手が回っていないので、そこはクソ。

宅浪

  • 音読用に、「速読英単語:上級編」を使用。→英語の処理速度が格段にあがり、長文・リスニングともにレベルアップ。
  • 英作は「竹岡」を使う。英作は文法対策にもなり、さらに無敵状態へとランクアップ。センターだけだとしてもやるべき。
  • 現役同様、センター問題集を回す。浪人してからZ会の問題集もやった。
  • 二次対策に神大・阪大の過去問や予想問題集。

まとめ

  • 関正生に恋した。
  • 単語力だけでは6割が限界。文法やり始めると8割に乗る。
  • 音読で処理速度上がる→試験時間に余裕ができる→見直しができる→取りこぼしが減る→9割達成
  • 英作で単語力・文法力に磨きがかかる→196点達成
  • リスニング対策は特別には行っていない。音読して、単語覚える時は電子辞書で発音チェックしながら声に出してた。趣味でTEDトークやTOEICのアプリをたまに開いていた。
  • 単語は現役からずっとターゲット1900。使い方は別記事参照。
  • 発音・アクセントの対策なんてしたことない。単語覚える時に声に出してたらイケた。
  • とにかく英語に触れる。

 

今回は忙しい人用のまとめ記事です。

文法、単語暗記、音読、長文読解、英作、など各分野の詳細な学習方法については他記事で取り扱うので、時間がある人はそちらを参照して下さい。

 

是非、ほかの記事も読んでみてください!

ワイの無様な宅浪失敗記はこちら↓↓↓

www.mirko.work

 

 

 

 

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では!

宅浪失敗記⑪最終回。宅浪が落ちた日。

勝負の1か月。メンタルが完全にイかれる。

あれだけセンターが良かったら、イキイキと勉強できて当然でしょう?

 

そう思いますよね。

 

「何よりもまずセンターが良ければ勢いで行ける!」

 

私もそう思っていたのですが、現実とはうまくいかないもので、、、

 

センターを終えて1週間ほどは普通に勉強していましたが、次第に集中できない日が続いてきます。

 

「あんだけセンター取ってB判定かよ…」

 

「今年は予想以上に競争が厳しいかも」

 

「俺なんかの記述力で戦えるのか?」

 

「一年間も勉強して落ちたらどうしよう…」

 

「こんな苦労も誰にも理解されることなくバカにされるんやろな」

 

「『よく頑張ったよ!』とか言われながら内心で見下されるんやろな」

 

「カネ出してくれてる親にも、脳梗塞で入院したじいちゃん、無条件でこんなクズを愛してくれているばあちゃん、大学に行っても努力を続けている友達にも、高校の恩師にも、誰にも顔を合わせることが出来ない…」

 

そんなことを考え始めてしまうと、息が苦しくなってきて、だんだんと視界が狭くなり、手が震え始める。

 

今まで人生で味わったことのない、見えない恐怖と不安で思考が停止し、急激な眠気が襲ってくる。

 

1月28日 何も、出来なくなった。

 

本当に、何もできない。身体が動かない。

 

信じられないとは思いますが、本当にこの時の記憶はなくて、ただ布団の中の暗闇の中にいたことしか覚えていません。

 

今が何日の何曜日で何時なのか、昼なのか夜なのかも分からなくなり、ただただ恐怖に怯えていました。

 

泣いて、泣いて、泣いて、

 

立ち上がったのは13日後。

 

2/10、日記が更新されます。

 

やけくそでペンを握り始めました。

気持ちだけが進んでくのに 理想は遠く追いつけそうにない

暗闇を目隠ししたまま ひたすら前にあてもなく

 

それでも走ってるときだけは、夢に向かって進んでるようで

ときどき目から水がこぼれるけど それも幸せだと思えてるよ

 

努力をせずに夢が叶った人と 努力をしても叶わなかった人

たとえ僕は叶わない人だとしても この足を止めはしないだろう

 

いつか誰もが驚くような奇跡が この身に起きたとしても

きっと僕だけは驚きはしないだろう 起こるべき奇跡が起きただけさ

 

祈りよ届け

 

 

「PRAYING RUN」/UVERworld

 

歯を食いしばりながら、泣きながら、勉強しました。

 

一年間そうだったように、1人で立ち上がり、歩き始めました。

 

何度も無理だと思った。死んでやろうと思った。

 

でも、自分を変えたかった。自分に勝ちたかった。

 

最後の2週間は、風のように過ぎ去りました。

 

阪大入試当日。

ついに来た。

 

阪急石橋駅。あこがれの阪大生たちが集まる場所。

 

駅からは受験生の行列。

 

センターの時と違って、全員自分より賢く見える。

 

いや、実際ほとんどが自分より格上だっただろう。

 

それでも、やるしかない。

 

自分を奮い立たせて、阪大坂をのぼる。

 

雄大なキャンパス内は、いつ訪れても鼓動が早まる。

 

「俺は今から阪大を受験するのか」

 

1年前からは考えられなかった。

雲の上の存在だと思っていた。

 

”天才”に生まれ、英才教育を受けてきた、限られた人間でないと受験すら許されない学校だと思っていた。

 

その雲の上に、平凡な自分の手が、届こうとしている。

 

「あと一歩だ。もう少しだ。」

 

試験開始直前まで詰めれるところを必死に詰め込んだ。

 

試験が始まってからはあっという間。

 

手汗を何度もぬぐいながら、食らいついた。

 

数学。

 

自分でもそれと分かるほど大幅な易化。

1問完答したものの、2問目で致命的な計算ミスをしてしまった。

易化の年はミスが命取りとなることは十分分かっていたのに。

実力不足、基礎の軽視が招いた結果だろう。

 

英語は、自由英作文でまとめきれなかった。

 

国語は、いつも通り。

 

おそらく結果は当落線上だろう。

 

下りの阪大坂は、来た時よりも短く感じた。

 

終わったもの。

終わった。

 

一年間が、終わった。

 

帰りの電車内も、家に着いてからも、まさに魂が抜けたように、ただ茫然としていた。

 

勉強から解放された途端、何をすればいいのか分からなくなって、暇を持て余す。

 

後期試験を控えてはいるのだが、行きたくもない大学のために勉強する気は起きなかった。

 

ましてや、後期の大学はボーダーを128点も上回っているのだ。

 

今はただ、合格発表の日が1日でも早く訪れはしないかと、落ち着かなかった。

 

そして、もう一つ終わったものが。

 

前期試験の翌日、2/26彼女に別れを告げられました。

彼女は高校からの付き合いで、気配りができて、穏やかで、優しくて、でも心配性で、恥ずかしがり屋で、本当にかわいくて自分にはもったいない素敵な人でした。

 

先に関西の私立に行っても「私も勉強頑張るから」と、何の取り柄もない自分を待っていてくれたのです。

 

私立の1回生なんて、一番遊んで、恋愛もして、楽しみたい時期だったでしょう。

 

そんな彼女をロクに楽しませる事もできず、会うのは1か月に1回あるかないか。

 

連絡もほとんど取らず、勉強の辛さから無視してしまったこともあった。

 

そんなことを続けていたら、見捨てられても当然です。

 

前期が終わるまで待っていてくれたのは、彼女の優しさだったのでしょう。

 

 

 

 

ベンチに腰掛け、何か言いたげな様子でうつむいたまま、黙っている。 

 

そこには、いつもの柔らかな笑顔はなかった。

 

(終わり…か。)

 

そう悟った私は、

「いままでありがとう。これからは友達として仲良くしてな!」

と、月並みな言葉を並べて、明るく振る舞う事しかできませんでした。

 

笑顔で、スッパリと受け入れることが、これまでの彼女の優しさへのせめてもの恩返しだと思った。

 

後は他愛のない会話に、取り繕った明るさで言葉を返すことに精いっぱいでした。

 

二人とも笑顔で手を振り、反対方向へ歩きだす。

 

意図せず振り返ってしまう。

 

艶やかなミディアムロングが、寒空の下、なびいていた。

 

宅浪が落ちた日。

2週間、何もしていない。

 

前期試験を終えたその足で、友人とカラオケに行ったきり。

 

遊びに行ってもいないし、ましてや勉強なんかしていない。

 

シャーペンを握ってすらいない。

 

1年間の疲労と、失恋の痛みを和らげるために、流行りのラブソングを聞いて感傷的になることで手一杯だ。

 

だが、今日はそのラブソングが般若心経のように聞こえる。 

 

般若心経フルで聴いたことないけど。

 

3月9日、合格発表当日。

 

午前1時を過ぎた頃。

 

発表は午前9時ごろらしいが、眠気は一切無い。

 

さっきから何度壁掛けの時計を見上げたことだろう。

 

何をしても時間が過ぎてくれない。

 

「せや、映画見よ」

 

『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ三部作。

 

午前1時頃、シリーズ1作目『ダ・ヴィンチ・コード』

 

午前3時半、2作目『天使と悪魔』

 

午前6時過ぎ、3作目『インフェルノ』

 

午前9時前、完璧な時間調整に成功するも、8時台になってからは映画の内容が頭に入ってこない。 

 

ここからスマホ連打タイム。

大学のHPをひたすら更新する

 

8時58分 ポチポチポチポチポチポチ

8時59分 ポチポチポチポチポチポチ

 

スマホをタップする速度を鼓動が追い越していく。

 

9時00分 ドクドクドクドクドクドク

9時01分 ドクドク・・・

 

[アクセスが集中しています]

 

9時03分 ドク・・・・

 

[合格者受験番号]

(俺は430359

  ・

  ・

  ・

430350

430352

430353

430357

430361

430362

  ・

  ・

  ・

 

 

 

 

何度も、何度も、番号を見返した。

 

受験票とスマホを、視線が行ったり来たり。

 

どんなにひいき目に見ても、数字という記号は、曖昧さや感情の入る余地を一切与えない。

 

心臓の音がしばらく聞こえなくなった。

 

視線は中空の一点を見つめて止まる。

 

静寂の子供部屋。

 

カーテンの隙間から漏れ出る朝日が片目を射す。

 

30秒か1分ほど後であっただろうか、消えていた鼓動が、濁流のように押し寄せてくる。

 

あらゆる感情と、走馬灯を見た。

 

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「中途半端な人生を辞める!」

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「あんたの好きなようにしなさい」

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「模試代くらい出してあげるよ」

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「池野、来るかなぁ」

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「賢明、怜悧な頭脳の持ち主だったのだ。」

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「私も資格試験1発で受かってみせる!」

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スマホの画面が暗転した。

 

 


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合格最低点に2点及ばず、不合格。

 

宅浪失敗記 完結

 

 

Twitter↓

(元)宅浪みるこ (@takurou_mirko) | Twitter

宅浪失敗記➉王手。人生最高の舞台へ。センター本番。

2017年1月14日 センター本番

去年と同じで、冷え込みが厳しい。

 

去年と同じ電車の中、制服を着た高校生でいっぱいだ。

 

緊張しているのだろう、参考書を片手に抱えながらも、友人たちと談笑している。

 

 

去年と違うのは、自分がそれを眺める側に立っているということだ。

 

フレッシュな若者を一瞥し、自作のノートに視線を落とす。

 

駅に着くと、制服姿の集団を早歩きで追い越し、去年と同じ試験会場に向かう。

 

到着。 

 

自分の席を確認し、一度トイレに立つ。

 

軽く糖分を補給した後は、試験開始直前まで参考書に目を通す。

 

直前に参考書を見ると焦ってしまうという人がいるが、そいつは受験エアプだと思う。

 

最終確認の作業で点数を上げれるということは、去年の試験で、そしてこの一年間の模試で実証済みだ。

 

顔写真と受験票の確認が始まり、問題が配られる。

 

この時間はリラックスする時間だ。

 

背もたれに体を預け足を伸ばし、大きく座る。

 

そして教室全体を見回す。

 

すると、周りの受験生がいかに緊張してそわそわしているかが手に取るようにわかる。 

 

周りを気にするのではなく、周りの環境がどのような状況なのかを確認する余裕をもつこと。

 

これも実力を十分に発揮するための教訓だ。

 

 

「試験開始」

 

 

まずは全体像の把握。

 

問題形式が少し変わっている。

 

だが、いくら問われ方が変わっていようとも、問われる本質は普遍。

 

むしろ、その変化を楽しみ、冷静に解き進めていく。

 

緊張しきった受験生は、今頃焦っていることだろう。 

 

君たちには経験が足りない。

新傾向?

対策していない?

甘いな。

時代は常に変わる。

 

傾向が変わるであろうことを見越して、自分の実力を最大限に発揮できる精神を構えておく。

 

ここまでできて”対策”なのだよ。

 

いくら早く解き終わっても一息つくということは無い。

 

一度気を緩めてしまうと頭が働かなくなる。

 

たったの数十分だ。これまでもがき、苦しんできた膨大な時間に比べればなんということはない。

 

見直し、解答の根拠の確認。

 

マークシートと解答の照合。

 

万全だ。

 

いつもの模試と何ら変わらない。

 

 

1日目の試験が終わった。

 

早足で会場を後にし、2日目の科目の勉強を始める。

 

解答速報は見ない。

 

なにしろ2日目は苦手な理系科目だ、確認している時間がもったいない。

 

十分に睡眠をとり、明日に備える。

 

2017年1月15日 センター2日目

 

よく眠れた、という感覚もない。いつも通りだ。

 

昨日の結果をああだこうだ言っている現役生を横目に早足で会場へ向かい、着席。 

 

やることは昨日と同じ。

 

直前まで集中し、待機時間に心を落ち着け、余裕を持ち、試験中は息つく間もなく駆け抜ける。

 

 

 

終わった。

やり切った。

 

2日目の試験が終わったところでやっと緊張の糸を切ることが出来た。

 

あとは周りの受験生とやることは同じだ。

 

ポチポチポチポチポチポチポチポチポチ

 

連打。

 

ガラケー時代のガングロギャルを彷彿させるような、連打。

 

解答速報の更新ボタンを、ひたすら連打。

 

帰りの電車も家についてからも、連打。

 

そして、ついに自己採点。

 

答え合わせの瞬間って試験中より緊張するんすけど私だけですかね。

 

✖をつけるたびに魂が削られる感覚。

 

はうっ!

 

おっけ、おっけ、おっけ、、

 

うぐっ、、

 

まる、まる、、

 

ぐっっ、ああっ!止まってくれ!、、、

 

おっけおっけ、、、、、

   ・

   ・

   ・

 

出ました、結果。

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 英語:196 /200  65.9 リス:40/50 61.3

 国語:170/200 67.3 (現:88/100 古:50/50 漢:32/50)

 数ⅠA:84/100 60.4

 数IIB:78/100 60.5

 世B:97/100 63.6

 倫政:83/100 60.6

 化基:36/50 56.3

 生基:47/50 *自己採点と結果で3点の誤差が発覚。偏差値不明。

 Σ 784/900(得点率:87.1%)

↓後日郵送されてきた結果。

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阪大 経済(前):B ボーダー+10 67位/693(募集人員:213名)
神大 経営(前):A ボーダー+24 23位/960(募集人員:220名)
大阪市大 商(後):B ボーダー+11 48位/483(募集人員:25名)
兵庫県立大学 経営(後)A ボーダー+128 2位 (募集人員:431名)

 

震えた。

 

全受験生がそうだと思うのですが、自己採点前はめちゃめちゃ悲観的になるんすよね。 

 

そして、この結果。

 

震えました。

人生で最高の点数を本番に取れた。

 

これまで、この時のためにやってきたことが、あの苦しかった日々が、挫折するたびにめげずに立ち上がってきた過去の自分が、初めて報われた。

 

「オラァ!!!やったったぞ!!!!」 

 

まずはリビングにダッシュして、母親に結果を告げ、次に、尊敬する幼馴染にラインで報告。

 

みんな祝福してくれて、やっと、やっと認められたのだと、涙が止まらなかったことを覚えています。

 

出願先の決定 阪大後期廃止の影響力

センターの結果がどうであれ、まだ受験は終っていません。

 

勝負はここからなのです。

まずは出願。

 

私(親)の条件は主に以下の4点です。

  • 二浪はしない(後期には必ず受かる)
  • 家から通える国公立大学
  • 経営か、商学関係の学部
  • 私立は経済的に受験できない

 

第一志望

87%とはいえ、阪大はB判定。

 

例年ならばA判定となる得点率ですが、この年はイレギュラーな出来事がありました。

 

この年から、阪大が後期日程を廃止したのです。

 

これは、特に関西圏の受験生にとっては大事件でした。

 

影響:センターで失敗した京大志望が阪大に降りてくる。

 

阪大以下のレベルの大学で、後期を実施しているものを関西圏で探すとなると、一気にレベルが落ちてしまうことになります。

 

京大>阪大(2017後期廃止)神大(経済、経営共に2013に後期廃止済み)大阪市大(商の後期はセンターのみ)>>兵庫県立大、滋賀大

 

↑偏差値の順序はこのようになっているので、前期で京大に落ちると、後期は大阪市大以下の大学に限られてしまう。

 

そのため、安全策をとって、前期を京大から阪大に下げる受験生が増えてしまった。 

 

こういった理由から、ドミノ倒し的に、関西圏の国公立大学のボーダーが軒並み高くなってしまったのです。 

 

高い記述力を備えている京大志望が降りてくるのはこちらとしては非常に迷惑なんすわ!!

 

B判定とはいえ、センターでのアドバンテージはたったの10点。これは、二次試験で簡単にひっくり返ってしまう点数です。

 

怪物とセンター全振り厨のワイがやりあうのはあまりにも分が悪すぎました。

 

神大に出願すれば、受かっていた?

受験が終わって冷静に考えると、志望校を落とすことが賢い考えだったのかもしれません。

 

実際に、この年の神大経営前期のセンター優先採点の合格最低点をこの時点で上回っているので、二次試験の結果にかかわらず、出願していれば合格することが出来ていたのです。

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パスナビより、神大経営2017合格最低点

 

ですが、この時の私は

「挑戦しなければ絶対に後悔する。」

と信じていたことと、宅浪当初に立てた

「8割人間を卒業する」

という目標のため、下を向くという選択肢は一切頭になかったです。

 

ここまで来て、引くのは男じゃない、俺らしくない。

 

覚悟を決めたつもりで、前期は阪大経済に出願しました。

 

後期

センターの結果がどうであれ、阪大に出願するということは、12月くらいには決めていたので、正直悩むことは無かったです。

 

問題は後期。

 

出来るだけレベルの高いところに行きたかったので、上述の偏差値の順序を考えると、大阪市大の商学部に出願する予定でした。

 

しかし、ここにも阪大が後期を廃止した影響が。

 

本来ならば、後期で阪大を受験するであろう受験生が、阪大の後期廃止により、ワンランク下の大阪市大の後期に集中してしまい、これまたボーダーも倍率もうなぎ上り。

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「パスナビ」より大阪市大(商)倍率比較2017

倍率は2016より1.7ポイントアップ。

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「パスナビ」より、大阪市大(商)合格最低点2017

 合格最低点は2016が485.6/600(国・数・英の3教科)なので27.3点もアップ。

 

センターリサーチの時点でB判定、総志望者中64位/686、募集人員25名、ということを考えた結果、二浪は考えていなかったので、万が一のリスクを回避することにしました。

 

市大(商)の後期は二次試験がない。

 

つまり、出願の時点で合否が決まってしまうので、リスクを冒す不安が大きすぎました。

 

実際のところは、この年の合格最低点が508.2、私の得点が528だったので、これもまた、出願していれば受かっていたこととなりますが、そんなことは後から分かった話です。

 

リスクを回避した結果、出願した先は兵庫県立大学経営学部。

 

現役の時から一番行きたくなかった(オーキャンの時にアホそうな輩ばっかだったから)大学でしたが、仕方ありませんでした。

 

こうして、

前期:大阪大学 経済学部

後期:兵庫県立大学 経営学部

で勝負することに決めたのです。

 

 

 

 

 

 

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では!

宅浪失敗記⑨ついにセンター試験前夜。カウントダウン。

げんき、しとおゃ!!

どうも、みるこです。

 

ここまで8話を要した宅浪失敗記もとうとう最終局面。

 

今回は、11/27 全統プレテスト~1/13センター試験前夜までを描きます。

 

~前回までのあらすじ~

11月、怒涛の冠模試の結果は阪大実践D、阪大オープンA、神大オープンA。

判定の極端な差に戸惑いつつも、迷っている時間は少なく、神大オープンの翌週に控える全統プレに向けて、そそくさとセンター対策へのシフトに取り掛かるのであった。

全統センター試験プレテスト

その名の通り、センター試験本番を想定した予行演習。

 

いよいよ河合塾で受験する模試もこれで最後。

 

感慨深くはありませんでしたが、気合は入れて行きました。

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英:182/200   68.8(リス:48/50   68.0)

国:191/200   68.4

数ⅠA:58/100   52.4

数ⅡB:60/100   53.1

世B:89/100   65.5

倫政:72/100   54.1

理科基礎:75/100   生:35/50   62.9 化:40/50   61.4)

 Σ:729/900   67.2

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阪大 経済(前):C  136位/601(募集人員:213名)
神大 経営(前):B       93位/924(募集人員:220名)
大阪市大 商(後):C  66位/426(募集人員:25名)

前回から判定を一つずつ落としてしまいましたが、そこまで悲観的にはなっていませんでした。

 

まあ、記述の模試が続いたし、センター対策へのシフトに1週間しかかけられなかったし、、、

 

相変わらずの数弱っぷりは看過できるものではありませんが(笑)

時間がない・・・

どちらかというと私の気持ちは3週間後の「駿台センタープレ」に向かっていました。

 

全国の受験生がセンター本番に向けてより完成度を上げてくる12/18に行われるこの模試で結果を残して駆け抜けてやろうと、そういう算段でした。

 

とはいえ、冠模試の結果を鑑みると、記述に向けた特訓も欠かすわけにはいかなく、ここからは本格的に1分1秒を争う時期に。

 

数学にがっつりと時間を割きたいけど、英単はスグに頭から抜け落ちるし、そもそも英作もほとんど練習していないし、現代文の記述も最低週1はやらないと感が鈍るし、、、、

 

あれだけ途絶えがちだった日記が、全統プレからセンター本番までほぼ毎日続いていることから、その危機感と焦りが伺えます。

 

もがきながらも、人生で最後の模試に挑むことになります。

駿台センタープレ

ごめんなさいいいいいいい!!!

駿台センタープレの結果、家中探しても見当たりませんでしたあああ。

 

日記には「83%でA判定」と書いてあるので、そうだったのでしょう(笑)

 

まあ、ここまでくると正直「絶対に大阪大学に受かってやる!」という気持ちしかなかったので、模試や本番がどんな結果であれ、阪大に出願することは決意していました。

 

最後の追い込み。カウントダウン。

いよいよ最後の模試も終わり、全国の受験生がラストスパート。

 

勉強拠点の公民館では、冬休みに入った現役生との席の奪い合いを繰り広げる。

 

高校の後輩に挟まれて勉強したことも。

 

屈託なく話しかけてくれる後輩の優しさが逆に辛かった。

 

情けなくて、悔しくて、屈辱的で、やるせなくて、、、。

 

「こいつらには絶対に負けんぞ。大学で親のカネ毟って遊んでしかないゴミどもにも絶対に負けない。絶対に、絶対に見返してやる。俺を認めさせてやる。」

 

そう強く心に誓っても何日か後には勉強しなかったり。

 

自分の意志の弱さに本当に嫌になる。

 

崖っぷちに立たされても継続することが出来ない。

 

情けない人生。

 

自分が本当に嫌いで嫌いで、挫折するたびに何度も泣いた。

 

結局1年頑張っても自分を変えることは出来ないのか。

 

自分は最後の最後まで変われないのだろうか。

 

浪人なんて、宅浪なんて無駄だったのだろうか。

 

 

問いかけても返してくれる相手なんていない。

 

それは一年間同じだった。

 

自分は何者で、何者になりたくて、世間がどうあるべきなのか、そもそも生きる意味はあるのか、何のために生が、死が、友が、己が存在するのか、

 

問いかけても答えは分からないまま。

 

ただ、どんなに悩もうが、挫折しようが、一年間前を向いて走ってきた。

 

何度も転んだ。

 

何度も立ち止まった。

 

変わりたい、変えたいと思って、自分の信じる方向へ走ってきた。

 

「転んだ回数プラス1が、起き上がった回数ならいい」

 

大好きな歌手の言葉を胸に、一年間走ってきた。

 

 

 

 

そして、何とか辿り着きました。

 

 

 

 

 

ついに、本番です。

 

 

 

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では!

宅浪失敗記⑧冠模試ラッシュ!宅浪が11位!?

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げんき、しとおゃ!!

どうも、みるこです。

 

今回は宅浪失敗記第8話!

ついに冠模試を受験!

阪大実践に阪大オープン、神大オープン・・・

今回は一気に振り返りますので気合入れて読んでください!

 

~前回までのあらすじ~

8月、燃料切れで1か月間無勉。シコっては寝る日々を繰り返した結果、9月の模試で判定を落としてしまう。

さすがに崖っぷちに追い込まれたことを自覚し、10月・11月の怒涛の模試ラッシュに向けて再始動するのであった....

 

ーーーーーー〇――――――〇ーーーーーーー〇ーーーーーー

 

記述力アップのために

前回の模試で阪大C判定、記述とのドッキングではD判定という屈辱を味わった私は、記述力の向上が喫緊の課題であると認識。

 

国公立受験の宅浪にとって最大の不安要素であるこの課題を何とか打開すべく、あの緑の勢力に頼ることを決断。

 

そう、Z会だ。

 

いくら参考書でトレーニングを重ね、答案を再現しようと躍起になっても、自分の答案に対する客観的な評価がされないのは不安でしかありませんでした。

そこで、解答を添削してもらえるZ会に申し込むことに。

 

詳細なレビューは長くなるので他の記事で伝えることにしますが、感想をまとめました。

  • 申し込む時期が遅かった。
  • 添削が返ってくるのが遅い。
  • めんどくさがり屋の自分にはあまり向いていなかった。
  • 添削自体は丁寧で、解答解説も明快で独学の指針になる。
  • 自分の解答に対するレスポンスがあることでモチベーションに繋がる。

 

私のような短期間の受講では、記述力の向上に直接役立ったかどうかは分かりませんが、記述試験の注意すべきポイントやエッセンスを意識するキッカケにはなりました。

 

何よりも、社会の誰かが私の答案に真摯に向き合ってくれているということが、手書きの温かい文章から伝わってきて、添削が返ってくるとワクワクしました。

 

友達もいない、家族ともほとんどコミュニケーションをとらない自分にとって、誰かが自分を見てくれているというのは本当に心に沁みましたね。

 

まるで恋人と文通しているかのような、いや、間違いなく恋してましたね。

 

こんな感じ↓で添削してくれます!

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突破レクチャー

記述力向上のための秘策はもう一つありました。

それが、駿台の主催する「阪大突破レクチャー」。

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これは、いわば駿台講師の特別授業。

彼らは過去問の解答を執筆しているため、実力は折り紙付きです。

入試傾向や、受かる解答のつくり方、典型問題等々、受験生が普段得られない知識をレクチャーしてくれます。

いやー、これは確実に行って良かったと言えますね。

 

問題の配点といった基本的な所から導入してくれて、その上でどのような時間配分がベストか、どのような問題を確実に取るべきか、または切るべきか。

 

情報不足な宅浪にはマジで勉強になりました。

 

この手のレクチャーは河合など他の予備校も行っているので、絶対に行って下さい

著名なプロ講師と会えるチャンスでもあります。

 

いざ、冠模試へ....の前に、第3回全統マーク模試

 理論を学んでさあ実践、といきたいところですが、受験生の10月・11月はまあ多忙!

10/23 第3回全統マーク  ←イマココ

11/3  阪大入試実践模試

11/13 阪大即応オープン

11/20 神大入試オープン

11/27 全統センター試験プレテスト

 

この時点で神大を受験する可能性を捨てきれていなかったので、多少詰め込みましたが、モチベーションを保ち続けようという意図もありました。

 

 さて、第3回全統マークですが、つべこべ言わず結果から。

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国:167/200   62.8

数ⅠA:78/100   64.5

数ⅡB:78/100   63.1

英:176/200   69.5(リス:46/50   68.2)

世B:88/100   65.3

倫政:88/100   75.7

理科基礎:77/100   生:34/50   58.7 化:43/50   62.7)

 Σ:754/900   69.8

 

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阪大 経済(前):A  34位/631(募集人員:213名)
神大 経営(前):      12位/922(募集人員:220名)
大阪市大 商(後):B  14位/460(募集人員:25名)
 

 

阪大A判定、到達しました。

 

が、少しも嬉しくはなく。

 

現役生がまだまだ伸びますし、全統模試の難易度は回を追うごとに難しくなっていくので、浪人生が有利なことは分かっていました。

 

そう考えると本当の勝負は次回の「全統センター試験プレテスト」なのだろうと踏んでいました。

 

11/3  阪大入試実践模試

全統模試から10日ほどで駿台の「阪大入試実践模試」。

センター対策から記述対策へ慌ただしく移行しましたが果たして結果は。。。

 

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英:120/200   56.0

国:85/150   68.0

数:61/200   45.8

換算値:Σ 148/300 54.6

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判定:D 第一位志望175位/535 総志望279位/825

 

 

無事死亡。

数学が死ぬほど出来な過ぎて死にたくなって死にました。

 

駿台の校舎で受験したんですが、周りはずっとカリカリ解いてるのに、まじで解法思いつかなくて、試験官が回ってくるたびに「コイツ絶対おれのこと雑魚やと思っとるんやろな」とか考えてたらイライラして憤死しました。

 

ワイはボニファティウス8世かと。

 

そんな感じで再び病みかけましたが、10日後には河合の「阪大即応オープン」を控えていたので、立ち止まるわけにはいきませんでした。

 

11/13 阪大即応オープン

まずは結果から。

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英:106/150   66.1

国:66/150   53.4

数:38/100  54.2

換算値:Σ 153/300 

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判定:A 第一志望 101位/774 

ドッキング(第3回全統マーク)判定:A 第一志望 52位/585 

 

 

んん??

A判定???

実践ではDだったのに????

 

これは原因が3つ考えられます。

 

①オープンは現役生が多く受験するので相対的に評価が上がった。

科目ごとの受験者数を見てみると、オープンは実践模試の約1.5倍ほど受験者数が多いことが分かります。

 

これは、実践模試が木曜日に行われたことに対して、オープンは日曜日に行われ、より多くの受験生が集まったことが原因の一つでしょう。

 

木曜に暇なやつと言えば浪人生。

 

浪人生が多い中で争えば当然順位は下がります。

 

②単純にワイの得意分野にバラつきがあるだけ。

シンプルに問題が私に合うかどうかということ。

 

③オープン模試の問題を予測する方法を見つけてしまった。

ワイ、いけないことに気が付いてしまったんです。

 

それは、オープン模試に出題される問題は、前年度の本番の入試問題に酷似しているということ。

 

それに気が付いたのは、オープンに向けて記述の勉強をしているときのことでした。

 

私は前年度の阪大オープンの問題を友人から譲り受けていました。

 

「この問題どっかで見たことあるなあ」

 

と、引っ掛かり、阪大の過去問を眺めていると、前々年度の入試問題にかなり類似していたことに気づいたのです。

 

ここで仮説が生まれます。

 

「例えば、2019年度のオープン模試は、2018年度の入試本番にかなり寄せて作られるのではないか」

 

まさかな、、、たまたま似てただけやろ、、、

 

と半信半疑だったで、当時はチラッと復習しただけでした。

 

ですが、本当に出たのです。

 

過去問で見た光景が。

 

もちろん全ての問題というわけではありませんが、数学の3問中1問は、昨年度の入試問題の数値を変えただけのようなものでした。

 

チラッとですが復習していた私はその問題を完答。

 

A判定を奪取することに成功。

 

そして、この仮説は次の「神大入試オープン」で確信に変わることに。。。

 

11/20 神大入試オープン

信じがたいですが、上述の仮説が浮かんでしまっては、確かめないわけにはいきません。

 

今度はガッツリ前年度の過去問を復習してきました。

 

そして...

 

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英:80/125  65.3

国:44/120   58.6

数:55/75  59.7

換算値:Σ 206/350 

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判定:A 第一志望 45位/976

ドッキング(第3回全統マーク)判定:A 第一志望 11位/760 

 

 

出てました。

 

数学でバチバチに前年度に似た問題が。

 

おかげでドッキング判定11位になってしまいました。

 

母親は大変驚いていましたが、私の内心はというと、

 

「やってしまった・・・」

 

これは言わばかりそめの成績。

 

そら出る問題が分かっていたら誰でも解けますわ。

さらに多くの現役生はこの時期、過去問演習にまで手が回っていない。

 

チートまがいで無双しても本当の実力なんて分かったものではない。

 

 

実践模試かオープン模試か。

 

どちらの結果を信じるべきか。

 

神大志望に回帰すべきか。

 

揺れ動く意志とは裏腹に、センター試験は残り2か月を切るところまで迫っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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では!

宅浪失敗記⑦勝負の夏に1か月間シコリ続けた結果・・・

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げんき、しとおゃ!

どうも、みるこです。

 

今回は宅浪失敗記ー第7話!

 

長いものでこのシリーズも7回目。

ここまで通して読んでくださったあなたは相当な暇人か宅浪なのでしょう。

(どちらにせよ暇なのかw)

かく言う私も春休みで、暇を満喫しているのですが。。。

 

ーーーーーー〇ーーーーーー〇ーーーーーー〇ーーーーーー

これまでのお話↓↓↓

宅浪失敗記①~現役夏 - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記②現役夏~卒業 - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記③宅浪決定とリスタート。人は変われない...? - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記④第一回全統模試とTOEICと - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記⑤宅浪が予備校へ!?S台潜入編 - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記⑥夏。駿台マーク。想定外の結果。 - 宅浪落ちた。

 

~前回までのあらすじ~

7月最終日に受験した駿台全国マーク模試において、神大A判定、阪大B判定を叩き出したワイは有頂天。しかしその実態は副教科で稼いだ将来性のない空っぽな判定だった。そんなことを気にも留めないワイは志望校を阪大に引き上げる決断を下したのであった。

 

ーーーーーー〇ーーーーーー〇ーーーーーー〇ーーーーーー

 

数弱に加え、二次試験の対策も独学に頼る宅浪にとって阪大への志望校変更はかなり無謀な賭けでありました。

 

ですが、当時の私は自分の学力が阪大を目指せるレベルまで伸ばせたことに無上の喜びを覚え、モチベーションはかつてないくらい高まっていた

 

…ハズだったんですが、また暗黒期が到来します。

 

 

空白の1か月

以前の記事でも触れましたが、私は浪人時代に日記をつけていました。

 

このブログもその日記と当時の記憶を頼りに綴っているのです。

 

その日記が8/13を最後に、9/20まで途絶えていました。

 

ザ・3日坊主の私ですから、いままで日記が2,3日途切れるということはザラにありましたが、さすがに1か月もの空白をつくったことはありませんでした。

 

↓↓↓ 8月13日の日記です。黒塗りは人の名前なので許して笑

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駿台生活が終わり、久々の宅浪生活に戻ると、自己管理能力の無さを改めて痛感。

 

環境の変化に対応できず、すぐにメンタルブレイク。

マンボウかて。

 

怠惰な二週間を過ごした後、危機感を感じた私は自分改革の強化週間を設定することに。

 

題名は”CHANGE”

ダッサ~(小藪ボイス)

これでもこの時は大真面目に自分を変えたいと、もがいていたわけですよ。

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どこかの自己啓発本で読んだのでしょうか、チープながらも心強いメッセージを自分に残し、さぞかし気合を入れ直したのだろう。

 

と思いきや、この日を境に日記はパッタリと途絶えます。

 

 

そして次のページに記されていたのは、センター当日までのお手製のスケジュール。

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日付が9/20からになっていることから、8/14~9/19までの約一か月間の空白が存在していたことになります。

 

シコって寝るまいにち。

空白の一か月、何をしていたのか。

 

日記に記されていない以上、この時の私の行動を知りうる者はこの世界にただ一人、私自身以外にいないのです。

 

ただ、その記憶も曖昧、というか、毎日同じような生活を過ごしていて、記憶に残せるようなことを何もしていなかったのです。

 

昨日の晩御飯を思い出せって言われても結構難しいでしょ?

 

どんなおかずかなんて思い出せないし、どんな順番で手を付けて、何を最後に口に運んだかなんて覚えてないでしょ。

 

それと同じっす。

 

毎日シコって寝てただけっす。

 

どんなオカズかなんて思い出せないし、どんな順番で手を付けて、ナニを最後に口に運んだかなんて覚えてないでしょ。

 

勉強せず、ただただ日々と子種を浪費していたという記憶があるのみです。

 

おそらくですが、”CHANGE”改革の初日か、早い段階で挫折して、極度の自己嫌悪に陥り、

 

自己嫌悪

  ↓

現実逃避

  ↓

シコる

  ↓

疲れたから寝る。

  ↓

生活リズムが死ぬ。

  ↓

自己嫌悪

  ↓

(以下省略)

 

という負のトルネードスパイラルにはまったのだと思います。

全く世界の野茂英雄もビックリです。

 

では、どのようにしてこの無限性欲地獄から脱したのでしょうか。

 

 屈辱と危機感 「駿台全国判定模試」「駿台・ベネッセマーク模試」

 

空白の1か月の間に2つの模試を受けていました

 

1つ目、「駿台全国判定模試」

これは前回紹介した、「駿台全国マーク模試」とドッキング判定をしてくれるもので、記述式です。

その結果がこちら。

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英:139/200 61.3

数:90/200   50.4

国:131/200   60.0

 

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阪大 経済(前):D(ドッキング:C
神大 経営(前):B(ドッキング:B)
大阪市大 商(前):B(ドッキング:A)

 

1か月間、勉強どころか文字すら書いてなかったので、当然というべきか、それとも宅浪だから記述力が育ってないのか、どちらも要因なのか。

 

分からんけど、とりあえずD判定の文字はキツかったです。

 

いや、努力してないんやけどね?

 

現役時代の悪夢を彷彿させる結果に身震いしました。

 

もう一つの模試は「駿台・ベネッセマーク模試」

これは文字通り駿台とベネッセが共催する模試で、現役生を含む多くの受験生が受験します。

 

7月に受験した「駿台全国マーク模試」と比較すると、受験者数は約2.6倍にも上ります。

 

それだけ結果の信用性も高まるわけですが、、、

 

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国:163/200   70.0

数ⅠA:81/100   64.8

数ⅡB:64/100   57.3

英:169/200   65.9(リス:44/50   64.9

世B:88/100   69.3

倫政:68/100   56.5

理科基礎:65/100   58.7(生:27/50   52.5 化:38/50   61.5

 Σ:699/900   68.1

 

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阪大 経済(前):C  97位/480(募集人員:213名)
神大 経営(前):      63位/698(募集人員:220名)

 

得意のセンター形式でもC判定。

 

駿台模試でB判定をとって多少自信をつけていたのでショックでした。

何度も言いますが努力してないんすけどね笑

 

それでも、現役時代から通じて判定が下がったことは一度もなかったので、この2つの模試の結果はズシリと重くのしかかりました。

 

実はこの結果は冷静に分析するとそこまで悪い成績ではないんですけどね。

 

判定が下がりはしましたが、順位的には昨年の合格者数の半分くらいの位置につけていますし、模試の受験者数の増減を考慮すると模試によって判定に多少のばらつきはあるものです。(記述が弱いことに変わりはありませんが。)

 

ただ、当時の私にそんな冷静さは無く、ただ「判定が下がった」という事実だけに気を取られていました。

 

おかげで崖っぷちの危機感を覚えて性欲スパイラルから脱することになるんですけどね笑

 

 

さて、1か月の沈黙を破るきっかけとなったのは、実は模試の結果だけではありませんでした。

 

上記のお手製スケジュールに書かれている通り、10月後半から以降は怒涛の模試ラッシュを控えていたわけです。

 

全統マーク、阪大実践、阪大オープン、神大オープン、全統プレ、駿台プレ、、、

 

 

ま、まにあわねえ!!!

 

いまこそナニをペンに持ち替える時ッ!!!

次回、オナニスト起死回生!?

 

乞うご期待!

 

 

 

 

 

 

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では!

宅浪失敗記⑥夏。強敵駿台マーク。想定外の結果。

げんき、しとおゃ!

どうも、みるこです。

 

今回は宅浪失敗記第6話!

これまでのお話↓

宅浪失敗記①~現役夏 - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記②現役夏~卒業 - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記③宅浪決定とリスタート。人は変われない...? - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記④第一回全統模試とTOEICと - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記⑤宅浪が予備校へ!?S台潜入編 - 宅浪落ちた。

 

~前回までのあらすじ~

全統模試を機に再燃した学習欲。思いもよらない父親の一言で大手予備校Sの夏期講習に潜入することに成功。初めての環境で一か月間修業した成果を試すべく、7月最終日、あの駿台全国模試を受験することに、、、、

 

ーーーーーー〇ーーーーーー〇ーーーーーー〇ーーーーーー

 

はじめての すんだいもし

駿台模試と言えば、大手予備校の中でも最高難易度の模試。

 

それゆえに、5月に受験した河合塾主催の全統模試と比べても母集団のレベルがかなり高い。

 

浪人生はもちろん、東大・京大など最難関大学の受験を控える超進学高の生徒などが実力を試す模試である。

 

つまり、この模試で良い判定を取ることが出来れば、自分が全国の中でもかなり上位に位置しているということが証明されるのだ。

 

私は現役時代から通じて、この駿台模試を受験したことはありませんでしたから、難易度がは実際に受験してみるまで分かりませんでした。

 

「まあ、所詮はセンター試験を想定しているんやから、そんなに変わらんやろw」

と、高を括っていたわけですが、、、

 

まあ、戸惑いました。

 

解いていると、何かいつもと感覚が違う。。。

リズムがつかめない。

いつも解いているスピードでは進んでくれない。

 

要所要所で際どいどころを突いてくるんですわ、、、

 

 

それはまるで日々の風呂掃除であり、10年来の親友である。

 

疎かにしがちで、分かったつもりでいるようなもの。

 

そんな問題でした。

 

重箱の隅をつつくような奇問の類ではなく、当たり前のように見過ごしている箇所の再認識を促すような良問。

 

駿台模試の難度の秘密はここにあったのかと実感。。。

 

とか称賛してても気になるのはその結果ッ!!!

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英語:160/200(リスニング:40/50)

ⅠA:69/100

ⅡB:64/100

国語:150/200

理科基礎:83/100(生:37/50 化:46/50)

世界史B:95/100

倫政:56/100

677/900   偏差値63.5

 

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阪大 経済:B

神大 経営:A

 

いや思ったより断然ええやんんんんん

自己採点の段階でクソ萎えてたんですが、やっぱみんなも出来てなかったのね。

 

安心

 

してしまったことが、今後の宅浪人生を大きく左右することに……

 

想定外

おれ駿台模試でA判とったったでwww

てか阪大もB判やんw

せや、阪大目指したろw✌︎('ω')✌︎イエ-イ

 

と、まさに有頂天になってしまいました。

 

まあ、実際にはこんなバカ騒ぎはしていないのですが、駿台模試でのこの判定は、良い意味で"想定外"でした。

 

だって、約1年前の現役時代の8月、全統模試ですら540/900でぶっちぎりのE判定だったんすよ。

 

それが1年で、しかも独学で、しかも駿台模試でA判定。さらには阪大もB判定。

 

そんなん舞い上がってまうに決まってるでしょうに!

 

……ここで迷いが生じます。

 

「おれの浪人の理由は『 8割人間』を辞めることだったよな?」

 

「このままA判定の神大を目指してても、慢心して勉強しなくなるんじゃないか?」

 

「とすると、おれは自分の100%の努力をして届くかどうかのギリギリの目標を設定する必要があるのではないか。」

 

「ふさわしい目標……」

 

 

「阪大だ」

 

 

成績が伸びすぎてしまったことによる迷い。

この志望校変更の背景には、きっと、「浪人のコンプレックスを克服するためには神大合格では足りない」、「周囲を見返してやりたい」という気持ちもあったのでしょう。

 

いや、それが理由の大半でした。

受験から2年経った今、そう断言できます。

 

反骨精神や承認欲求を満たすための受験。

 

これが悪いとは思いません。

 

動機が何であれ、強い気持ちを持ち続けて合格することができるのであれば、それが正義なのです。

 

ただ、私にはそこまで欲望を素直にさらけ出す事が出来なかった。

 

周囲や自分に対しても「8割人間を辞めたい」などと、高尚な動機を掲げたつもりで満足していた。

 

もちろんそれも動機の1つではあった。

 

嘘ではなかった。

 

ただ、受験という客観的で、絶対的に合否が決まる、1か0かの世界で「受験を通して8割人間を辞める」という目標はあまりにも漠然としていて、自分勝手で主観的であったのだと思う。

 

せめてもっと「周囲を見返したい」と素直に欲望をさらけ出していたのならば、親や友人から「そんなんで周りを見返せるのか」などと、ハッパをかけて貰えていたのかもしれない。

 

あの頃の私は自分の殻の中に閉じこもって目標を立て、それで達成できたのどうだとオナニーを続けていただけだった。

 

受験は他者評価が基本であるのに。

 

何を言ってるか分からない人へ。

 

とにかく目標は具体的に、動機も具体的に分析して(時間・コスト・評価の数値化をして下さい)、それがただの自己満足で終わってはいないか十分に、十分に振り返ってください。

 

 

過信

実際、今振り返ると、この選択は過信であったと言わざるをえません。

 

今回私が良い判定を取れたのは副教科による恩恵が大きかったのです。

 

副教科の偏差値を見てみましょう。

生物基礎:59.6

化学基礎:64.8

世界史B:67.2

倫政:55.1

副教科平均偏差値:61.675

 

次は主教科の偏差値

英語:62.1(リスニング:57.8)

国語:61.3

ⅠA:55.4

ⅡB:52.1

主教科平均偏差値:57.74

 

ご覧の通り、副教科で得点を稼いで、主教科で落としていたわけです。

 

浪人生が副教科で得点できるのは(現役時代に勉強していれば)当たり前。

 

逆に主教科で得点できないということは、来る二次試験においてアドバンテージを得ることが出来ないのです。

 

これが大きいんですよ。特に国公立の受験においては。

 

特に添削指導が期待できない宅浪の我が身においては。

 

副教科は短期間で得点アップが可能だが、英・国・数は長期間の実力養成が必須だ。

 

つまり、この先、主教科の伸び率は現役生と大差ないのにも関わらず、彼らは副教科で現時点こちら側にあるアドバンテージを埋めてくる。

 

こうなってくると勝率は五分五分。

 

いや、彼らは予備校で記述力を蓄えてやってくるだろう。

 

そうなると勝負は、、、

 

 

結果、目先の判定に踊らされた彼は半年後、センターの高得点を活かせず、夢破れることとなる。

 

当ブログはリアルタイムな日記ではないため、結果から過程を遡り、原因を推測できる。

 

この駿台模試が大きなターニングポイントとなっていました。

 

志望校をワンランク上げるのは良い。

だがそれは冷静に、客観的に数字を見て判断出来てこそ成功するのだ。

 

この時、もっと数学に危機感を持ち、センターにこだわらず、記述力の強化に注力していれば結果は変わっていたかもしれない。

 

 

だが、過去の彼を止めることはできない。

彼は浮かれ、過信し、危機から目を背けている。

自分の見たいものだけを見て、聞きたいことだけを聞いて殻に閉じこもっている。

 

 

 

 

さあ、彼の破滅への歩を、変わらないエンディングへと続くレールを、一緒に辿ってみようではありませんか。

 

 

 

 

 

 

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では!

宅浪失敗記⑤宅浪が予備校へ!?駿台潜入編

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げんき、しとぉや!!

どうも、みるこです。

 

今回は宅浪失敗記第5話!

↓1~4話

宅浪失敗記①~現役夏 - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記②現役夏~卒業 - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記③宅浪決定とリスタート。人は変われない...? - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記④第一回全統模試とTOEICと - 宅浪落ちた。

 

〜前回までのあらすじ〜

宅浪決定も三日坊主は変わらず、ダラダラと挑んだ第1回全統模試では現役時代の貯金で辛くもA判定!

さすがに焦りを覚え、TOEICの受験でモチベーションアップを図る!

予想外の良スコアにテンション爆アゲで火がついた宅浪は父の一声で予備校生になることに!?

ーーーーーー〇ーーーーーー〇ーーーーーー〇ーーーーーー

 

父「おまえ、予備校に行ってこい」

 

 

 

ワイ「!?!?!?」

 

 

深夜、仕事から帰宅した父親が放った一言に戸惑い、緊張した。

 

というのも、私が現役時代から予備校に通わず、宅浪という選択をしたのは家庭の経済事情によるところが大きい。

 

予備校に通いたくなかったのではなく、通えなかったのだ。

 

〇                            〇                                    〇                              〇

 

 

高1の時に、友人に誘われて東進の無料体験講座に行った。

 

東進の自主学習システムと友人の存在に満足していることを母に告げ、私は当然そのまま東進に在籍するものと思っていた。

 

しかし、親から下された判決は"NO"だった。  

 

父親は「勉強は自分でするものだ」の一点張り。

 

いや、だから、その勉強をしたいから頼んでるんですけど……

 

この世に勉強をしたいという子供を抑圧する親が存在するのかと憤り、毎日のように母親に当たった。

 

とても愚かだった。

 

親からすれば、「お金が無いから行かせてあげられない」とは、なかなか言えないだろう。

 

母親にしてみれば、苦渋の思いで私の訴えを突っぱね、毎日パートで働き、家事をこなし、やり繰りしていたに違いない。

 

だが、その気丈さ故に、私は気づけなかった。

まさか我が家がそこまで困窮していたとは、それまでの生活では思いもしなかったのだ。

 

そんなことをうっすらと理解し始めたのは、もう受験がそこまで迫っていた高3の夏頃だった。

 

〇                          〇                                 〇                           〇

 

なぜ、今になって、、、

今までのコトを逡巡していると、父親が寝巻きに着替え、席に着いたところで口を開いた。

 

「夏期講習だけな」

 

あぁ、そういうことか。

なるほど。

 

「勉強にはならんだろうが、息抜きでもしてこい」

 

タバコを吹かしながら半目で語りかけてきた。

 

「……はい。」

 

我が家ではいつもこうだ。

父親が王様で私は奴隷。

言われたことに従うだけ。

 

 

ともあれ、こうして予備校に通うことになったのだ。

 

早速近くの予備校を検索してみる。

 

候補は2件。

 

大阪の河合か神戸の駿台だったが、交通のアクセスの面から駿台を選択。

 (今では河合も神戸に校舎が建ちましたね)

 

ちなみに料金は、どちらも入会金が約4000円、1講座約17,000円だったと思う。

 

駿台は3講座以上、河合は4講座以上もとらなくてはいけなかったことも決め手の一つだった。

 

少ない講義数にして費用をできるだけ抑えたかった。

 

講座は4日を1タームとして2タームで構成されていたと思う。詳しいことは覚えていないので、各自ggってくれ。

 

 

予備校の実態については以前の記事で詳しく書いてあるので、そちらを参照して頂きたい。

宅浪vs予備校 迷ったら読め!~費用編~ - 宅浪落ちた。

宅浪vs予備校 迷ったら読め! ~予備校生のリアル編~ - 宅浪落ちた。

 

 

え?いちいち読むのめんどくせえ?

うるせえ!読め!

 

と言いたいところですが、時間がないであろう受験生の皆さんのために簡単にまとめてあげます。

 

駿台夏期講習に行って思ったこと。

  • 通学時間が意外にストレス。
  • 予備校選びは講師選び。自分に合わない授業スタイル(板書が多い、答えを事前に配らない等)がストレス。↔問題を作成・採点する立場の人間なので、回答作成のポイントや、取り扱う問題の重要度など、経験を積まないと得られない情報を得られる。
  • 結局は自習室で自主的に勉強できるかどうか。授業はあくまでサブ。自習がメインという考え方ができるか。東大・京大・一橋など難関大の志望者は自習室に籠っていた。
  • 周囲にライバルがゴロゴロいるので気合が入る。

 

みたいな感じですかな。

 

とにかく刺激にはなりましたね。

 

かわいい子もいっぱいいたし。

 

浪人してから都会に出向くこともなかなか無かったので気分が高まりました。

 

あと話せることは特にないかなぁ…

 

食事スペースで男女がイチャコラしてるのを目撃して死ねってつぶやいたくらいですね。

 

 

結局「やるやつはどこにいてもやる。やらないやつはやらない」のだと。

 

受験は絶対的な個人戦。

 

どんな手を使ってでも勝利を掴むという強い気概。

 

学校、予備校、友人、親でさえも使えるものは全て「利用」するというある種の狡猾さがないと、高度な情報戦には勝てないのだと感じました。

 

 

そんなこんなで夏期講習期間の7月は自習室も使い放題なので駿台に通っていました。

 

生活・学習リズムを予備校仕様に合わせるのに少し手間取りましたが、それなりに高いモチベーションで学習を続けることができました。

 

 

 

そして7月の集大成として31日、最高難度のマーク模試、”駿台全国マーク模試”に挑むことに。

 

予備校潜入で受験の孤独さを再認識した宅浪は結果を残すことができるのか。

 

 

次回、浪人の夏。

乞うご期待。

 

 

~おまけ ワイのおすすめのS台文庫の参考書~

センター過去問(青本)

S台文庫に共通しているが、解説がしっかりしていて、単なる”解答”に留まらず、解答を導き出すまでの思考プロセス、果ては学習プロセスまで記載されており、真に受験生の味方をしていると思う。

今まで赤本しか使ってこなかったそこのあなた!

価値観変わりますよ!

 

○○大学への△△シリーズ

難関大以上を取り扱うこのシリーズは、過去の駿台実践模試を収録している。

問題そのものの実践度の高さは言うまでもないが、答案のつくり方、採点基準の詳細な記述が素晴らしい。

出題者の意図や採点基準を知るということは、自己満足に陥りがちな記述式の答案をワンランク上の”合格者の答案”へと引き上げてくれるだろう。

志望大学のものでなくとも、はたまた記述式の試験を受けなくとも、是非一度は手にとってみて欲しい。

 

↑3つ。

Campusシリーズ短期攻略シリーズ

薄い、だがそれでいい!

参考書は分厚ければ良いと思っているのであれば、それは早急に考えを改めるべきだ。

洗練された問題と解説。

時間のない受験生は、試験に不要な知識を容れ込んでいる暇などないのだ。

 

おまけ S台文庫編、終

 

 

 

 

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では!

タバコ童貞

初めてタバコを吸った。

 

キャスターの五番?

 

父親のを1本パクって自室でコソコソと。

 

 

喉を焼くような感覚で思わずむせた。

 

 

マジでむせるんやな。

 

 

 

この2、3週間嫌なコトが重なりすぎた。

 

 

 

バイトはダルいし学校も暇やし。

 

将来の夢が父親に絶たれた。

今流行りの毒親?

いや、虐待紛いの暴力でしか教育できないクソ単細胞。

 

 

 

 

 

半分ほど吸った。

 

 

煙に少し慣れてくる。

 

一瞬頭がフワッとクラつく。

 

束の間の快感。

 

 

 

生きがいだった部活でも部員が不祥事起こしやがった。

 

彼女との連絡が疎かになって、ケンカに。

 

 

女って面倒よな。

 

男をアクセサリ代わりに、インスタがどうの、ツイッターがどうの。

 

プレゼントの自慢をし合って、つまらん優越感に浸って。

 

 

おれはお前にプレゼントしてるんやぞ。

 

 

っていう自分も周りに見られて恥ずかしくないように、必要以上に高価で派手なプレゼントを選んで。

 

結局自分も周りの目を気にして、プレゼントもデート先も、言葉遣いも。

 

 

この世に2人だけなら幸せなのにな。

 

 

 

 

 

 

 

 

火が手元まで上がってくる。

 

 

 

 

 

あれだけ嫌いだった、21年間、嗅ぐだけで心を蝕んだキャスターの煙を、父親を、自分のモノにできたようで心地よかった。

 

 

 

幼い頃よく見たように、空き缶のフチで火を消した。

 

宅浪失敗記④第一回全統模試とTOEICと

げんき、しとぉや!!!

どうも、みるこです。

 

今回は宅浪失敗記第4話!

 第1話→宅浪失敗記①~現役夏 - 宅浪落ちた。

 第2話→宅浪失敗記②現役夏~卒業 - 宅浪落ちた。

 第3話→宅浪失敗記③宅浪決定とリスタート。人は変われない...? - 宅浪落ちた。

 

〜前回までのまとめ〜

ド凡人で三日坊主の権化はいつまで経っても全力を出し切れず、案の定浪人決定。

気分一新、自分改革の1年にすると誓い、始まった宅浪生活もわずか1ヶ月で破綻寸前。

そんな中挑む5月全統模試の結果は如何に!?

------------------------

 シーズン開幕初戦。黒か白か。

来てしまった。。。

 

試験会場となった私立の大学は休日で、その静けさは自分が世間とは対極の世界に生きていることを意識させた。

 

教室。

 

現役生と浪人生の見分け方は簡単だ。

 

制服を着ているか否か、ではない。

 

もちろん私服の現役生もいる。

 

目を見れば分かる。

 

瑞々しい眼差しをしていればそれは現役生だ。

 

緊張か、自信か、期待か、

 

いずれにせよ、そこには「生気」があった。

 

片や浪人生。

 

こちらは、、、死んでいる。

 

伏し目がちで、どこか中空を見つめていたり、、、

 

私がサムいポエマーなことを差し引いても、誰が見ても一瞬で判別できるはず。

 

そして同じような感想を述べることでしょう。

 

とにかく、浪人生は老け込んでいて生気を感じられない。

たかが1年しか生まれは違わないはずなのに。

 

そんなことを考えながら、「(前年度 卒)」の楕円を黒く塗りつぶす。

クラス名も自分の名前の頭文字で代用するらしい。

 

「もう学校という後ろ盾もないのか。。。1人でやらなきゃいけないのか。。。」

 

試験は手慣れたもので、特に何の焦りもなく、ただ淡々と終えた。

 

では、計画の半分以下しか勉強しなかった結果は?

センター

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725/900

神戸大学 A判定

 

記述

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英語:141/200

数学:93/200

国語:126/200

神戸大学 A判定

 

 

マーク式・記述式総合

神戸大学 A判定

大阪大学 B判定

 

 

良すぎ。

というか簡単すぎた。

 (まあ、数学の得点は相変わらず目も当てられませんが、、、)

 

忘れてたけど、河合塾の全統模試は受験するのは現役生が大半で、それに伴って5月の模試は難易度も低いし出題範囲も狭いんや。

 

そりゃ、サボってても点が取れて当たり前よね。。。

 

「ここで甘えていては本当に腐ってしまう、、、!!!!」

 

久々の模試の緊張感に火が付いた私は、目標設定を見直し、もう一度やるべきことを洗い出しました。

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宅浪日記より抜粋

「早稲田政経合格」と書いているのは、それくらいセンターで取ろうっていうことっす(笑)

行く気はサラサラないし、学費払えんし。

 

この時期から「Studyplus」というアプリで勉強内容と時間を記録することに。

 

このアプリでは、全国の意識の高い受験生(に関わらず多くの学習者)が、どのような参考書を使って、どれくらい勉強しているのか公開しているのです。

 

これは学習方法の参考になりますし、比較対象のいない宅浪生にとってモチベーションアップに繋がるとっても有難いアプリなんで、是非使ってみてください!

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スタディプラス公式サイトより

 

意識改革。秘策はTOEIC?

さて、6月は大手予備校のうち、東進くらいしか模試を開催していなかったのですが、

 

「頻繁にセンターの模試受けすぎても点変わらんし、しんどいだけやろ。」

 

ということで6月は模試の受験は無し。

その代わりにTOEICを受験することにしました。

 

理由としては、

  • 模試の代わりの目標
  • ポジティブな息抜き
  • 世間との関わりを持っておきたかった
  • 受験は人生の通過点という意識を消さないため

といったところでしょうか。

下の2項目について少し説明を。

 

TOEICですが、現在多くの大学で英語のクラス分けや成績評価に用いられています。(中にはTOEFLを利用する大学もあります。)

 

私の友人達からも「入学してすぐに受験させられた」という話は聞いていたので、

「よっしゃ、浮かれた大学生ぶっ殺したろ!!」

と、いつもの歪んだ反骨精神で、友人よりも高いスコアを手にして、マウントを取ってやろうと思ったわけです。

 

今振り返るとクッソダサい動機ですが、こうでもしないとモチベーション上がらなかったんすよ、、、

 

それに、自分は”身分無し”。

いわゆるフリーターの宅浪生。

 

自分が社会の中でどのくらい価値のある人間なのか、客観的な数字を見て安心したかったのです。

それが「世間との関わりを持っておきたかった」という意味です。

 

 

「受験は人生の通過点という意識を消さないため」というのは、上記と似通ったところがあるのですが、受験勉強ばかりしていると、自分が本当にやりたいことは何なのか見失いがちになってしまいます。

 

「なんとなくみんなが行くから」

「やりたいことは大学で見つける♪」

 

とか、”とりあえず”大学に進学するやつが私はクソほど嫌いでした。(当時)

 

とりあえずの選択で何百万もドブに捨てるような奴ら。

講義に出ずに親のカネと時間を食いつぶすような奴ら。

 

全員くたばれ、と。

全員ガーナに行ってカカオ豆でも拾ってた方が社会貢献になるやろ、と。

 

 

大学卒業のその先にある未来のために大学があるのに、受験生活の中で着地点を''合格''と錯覚してしまっては、モチベーションもクソも、勉強する意味も感じられないでしょう。

 

そうした初心を忘れない為にも、

自分が目指す人間として得るべき能力は何なのかを考え、求め続けるためのTOEIC受験という決断でした。

TOEIC初受験。浮かれた大学生をぶちのめせるか。

といっても、TOEIC専用の対策としては、一週間前に問題集を2回ほど解いたのみです。

あとは、現役時代からセンターのリスニング対策として、TOEIC公式のアプリを使っていたので、それでリスニングは賄えるだろうと踏んでいました。

 

 ワイが使ってたアプリ↓ 特に可もなく不可もないで。(笑)

TOEIC presents English Upgrader

TOEIC presents English Upgrader

  • The Institute for International Business Communication
  • 教育
  • 無料

 

試験自体は大学受験の模試と同じようなもので、近隣の会場(大学)に行って受験するだけです。

 

問題の内容としては、リスニング・リーディング共に、センター英語が解ければ苦にならないです。

 

ただ、TOEICは主にビジネスシーンを想定しており、受験では見たことの無い単語や表現も多く、制限時間もタイトなので、高い処理能力が求められているようです。

 

特に約1時間のリスニングセクションだけでかなり集中力が持っていかれました。。。

 

ほんで、一か月ほどして郵送されてきた結果が↓

f:id:TImirko:20181207104543j:plain


 750/990

スコアの目安は下記サイト様に分かりやすくまとめてありました。

souspeak.com

 

思っていたより良かったです。

 

進学した友人達のスコアを大きく上回り、しばらく優越感に浸っていました。

 

まあ、毎日勉強しかすることないから当然なんすけどね、、、、

 

ともあれ、自分がやってきたことがこうして身についていること。

 

人脈も、何の才能もない自分でも、勉強はこうして応えてくれること。

 

将来への大きな希望となり、自分の可能性への期待を持つことができました。

 

海外に留学して、広い世界を見て、そこで働いて、、、

 

 

多くの才人が語るように、大きな成功に必要なのは「小さな成功体験の積み重ね」なのでしょう。

 

ここに来て初めてポジティブな思考が出来るようになりました。

 

  

キテる。

確実に波が、来てる。

 

 

この勢いを逃すわけにはいかん!!!

 

高い意識を保つためにはどうしたら、、、

 

 

 

父「お前、予備校行ってこい」

 

  

次回、予備校生になって宅浪引退!?

 

S台に入校で合格一直線か!

 

乞うご期待!

 

 

 

 

 

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では!

宅浪失敗記③宅浪決定とリスタート。人は変われない...?

げんき、しとおゃ!!

 

どうも、宅浪みるこです。

 

宅浪失敗記も現役編を終え第三話目。

 宅浪失敗記①~現役夏 - 宅浪落ちた。

宅浪失敗記②現役夏~卒業 - 宅浪落ちた。

 

今回からいよいよ闇の一年間が幕を開けます。。。

実質365連休の限界界隈の生活実態とは...!!

 

~前回までのあらすじ~

受験に対する無知の知に至ったのは高3夏、参考書とスタディサプリを武器に背水の陣で挑んだセンター試験は花開かず。

とうとう第一志望の神戸大学経営学部に落第してしまい、無事浪人の沼に飲み込まれてしまったのであった、、、

 

浪人決定、劣等感に溺れる。

3月、神戸大学国際文化学部(現 国際人間科学部)の後期日程に不合格。

覚悟はしていた「浪人」という運命を辿ることとなってしまった。

覚悟していたとは言えど、辛い。

 

順調に歩を進めた友人たちは卒業旅行だの、入学式だの浮かれてやがる。。。

 

羨ましい。

 

それよりも先に劣等感で自己嫌悪に陥る。

 

これから1年もの間、受験勉強を続けなくてはならないことを考えると吐き気がした。

 

日を追うごとに「浪人をする」という実感が湧き、その感覚は生々しく、大きくなっていく。

 

私の数少ない友人たちも皆、進学が決まっていたので切磋琢磨するライバルもいない。

 

家族や友人は「頑張れ」という言葉をかけてくれるが、それも全て「他人事の上っ面だけの言葉なんやろなあ...」と全が悲観的になっていました。。

 

こうした負の感情は結果として一年、365日、24時間背負い続けることになります。

 

特に4月、5月は劣等感と自分の無力感に嫌気が差し、一人涙を流すこともしばしば。

 

いや、こんなメンヘラじゃなかったはずなんやけどなぁ。

宅浪という選択。計画。

どんなに泣き喚こうと受験戦争はすでに始まっている。

一度経験した身である自分が一番理解しているつもりでした。

 

ですが、3月中は受験勉強そのものとは少し距離を置き、もう一度自分と向き合い、人生の目標と計画を立てることにしました。

 

将来の夢。

自分は何に興味があり、どのような姿を目指すのか。

再度自己分析し、大学進学が手段でなく、目的にならないよう人生の軸を固めようと思いました。

 

私は昔から、経営者に憧れを抱いていました。

『カンブリア宮殿』とか、『ガイアの夜明け』を見て「ビジネスマンかっけえ。。。」と憧れていた私は経営コンサルタントになってガッポリ稼ぐべく、経済・経営系の大学を志すことを再度確認。

 

さらに、実家から通え、学費の安い国公立大学ということで、やはり第一志望は神戸大学。

それも主席合格で完全リベンジを果たすことを自分に誓いました。

(上位合格すると留学に有利になる制度もあった。)

 

8割の人生はもう嫌だ

また、この1年の大きな目標として「脱・8割人間」を掲げました。

 

私はそれまでの人生で、目標に向かって100%努力した、という経験がありませんでした。

 

いつも中途半端に、周りから見て恥ずかしくない程度に、そこそこの成績を取って、そこそこの評価を得てきました。

 

しかし、それでは何者にもなれない。何も成し遂げられないのではないか。

歳を重ねるにつれ、ガキなりにそんなことを考えるようになりました。

 

そして現役時代の大学受験。

8割、いや6、7割の努力しかできず、案の定何も得られなかった。

 

神戸大学に入学出来なかったことよりも、自分に負けた、自分の弱さから逃げ続けたことが何より悔しかった。

 

そんな8割人間を変えたい。

 

これが私の大きな目標でした。

 

戦略

では、具体的にどのような方法で力を高めていくのか。

予備校へ通う金銭的な余裕が無かったので、必然的に自宅浪人は確定。

 

学習プロセスとしては現役時代にある程度成果が得られた、「参考書+スタディサプリ→模試パック(実践問題)」というサイクルを徹底することに決定。

 

記述式問題への対応への不安はありましたが、「記述用の参考書を使えばいける!!」と信じることにしました。

 

添削指導してくれる伝手もなかったのでね〜

 

次にスケジュール作成。

一年間の各予備校の模試日程を調べ上げ、少なくとも一か月に一回は模試という短期目標が存在するように年間計画を立てました。

それが↓

f:id:TImirko:20181205021510j:plain

*黒塗りは模試結果等です。後々剥げていきます。

 

ということで、まとめるとこうなります。

 

目標:神戸大学経営学部 主席合格  米国留学MBA取得 経営コンサルタントになる

   脱・8割人間!

 戦略:参考書とスタディサプリで実力養成 模試で実践力を上げる

4月、進む世間と変われない自分。

4月1日。

入学、出会い、高揚、希望。

これから何をしようかーーー

 

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

 

2月35日。

また、始まった。

今年こそはーーー

 

 

当面の目標は5月に行われる”第一回全統マーク模試”と”第一回全統記述模試”

 

日程から逆算。

やり遂げた自分の成長した姿、表れる理想の結果を妄想しているとワクワクしてくる。

この計画ならいける...!!

 

と思ったのも束の間、計画とは倒れるようにできてるもののようで、、、、

 

いや、きっと自分だから思い通りにいかなかったのでしょう。

 

↓↓↓は浪人するようになってから書き始めた日記です。

f:id:TImirko:20181205024606j:plain

 ↓

f:id:TImirko:20181205033143j:plain

f:id:TImirko:20181205033221j:plain

f:id:TImirko:20181205033116j:plain

 ↓

f:id:TImirko:20181205024546j:plain

日を追うごとに減っていく勉強量。

 

と言うよりは、2日、3日勉強してはガス欠になって、何も出来ないという日々が続いていることが分かります。

 

まさに三日坊主の連続。

 

これは現役時代からの傾向だったんですが、僕は中途半端な完璧主義者なので、綿密に立てた計画のどこかに綻びが出ると途端にやる気を失ってしまうのです。

 

例えば、朝決めた時間に起きれなかったりだとか。

例えば、何か予想外のハプニングで勉強出来なかったりだとか。

 

途中からでも立て直そうとする気力が無かった。

 

そうして何日か廃人のように過ごした後に、背徳感と義務感で僅かな期間復活するという日々。

 

結果、学習の進捗度は当初の計画の半分以下に。

 

いや、記憶の定着のことを考えると、毎日学習を続けるのに比べて、その効率はもっと悪かったことでしょう。 

 

「俺はまた変われないのかな」

 

 

______________________________

 

さあ、刻々と迫る模試の日。 

 

それまでの努力が客観的な数字となって現れます。

 

また同じことの繰り返しか。

 

また8割人間を辞めれないのか。

 

何者にもなれない人生だったのか。

 

 

 

 

 

それは次回以降のお楽しみ。

 

 

 

 

 

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