宅浪落ちた。

宅浪して落ちたワイ。成功した人のオ〇ニー日記に飽きた人へ。

宅浪失敗記①~現役夏

げんき しとおゃ!!

どうも、宅浪みるこです。

 

 

この『宅浪失敗記』シリーズでは、私がいかにして受験を失敗したかというリアルをお届けします。

 

全国の受験生の皆様が、ありふれた成功体験ではなく、失敗体験を参考にして、私と同じような惨めな思いをせず、成功を掴んでくだされば幸いです。

 

それでは、宅浪の世界を一緒にのぞいてみましょう・・・

高2冬~志望校決定~

私が志望校を決めたのは高2の冬。

 

神戸大学経営学部でした。

 

ほぼ親の言いなりになって、というか親父がクソ理不尽で逆らえず、

「もちろん神戸大学くらいはいけるよな」

的なことを言われて、決まりました。

 

志望校については意識し始めたものの、大学受験についての意識がめちゃめちゃ低かったです。

 

というのも、高校受験の時の成功体験が邪魔をしていました。

 

半年間塾に通って言われたことを適当にやってただけで、地元で一番の公立高校に余裕で合格してしまったので、「大学受験なんてその延長やろ」みたいにナメまくってたのです。

 

高校は自称進学校で、それなりに進学実績はあったので、

「まあ普通に授業受けて、直前にちょっと詰め込めばイケるか」

と、余裕ぶっこいてました。

 

アホすぎるやろと思うかもしれませんが、塾・予備校に通っていないと、大学受験に関する情報なんて全く入ってきませんし、何より危機感を与えてくれる存在がなかったのですよ。

 

学校の教師だって高2の冬になって急に

「受験は甘くないぞ!」

とか言い出しましたが、ポンコツ高校教師らの話なんて聞く気になれず。

 

とは言いつつ、定期試験の結果はあまり良くなかったので(学年で真ん中くらい)、ぼちぼち真面目にとりかかってみることにしました。

 

「何から始めようか…そういや教師どもは『教科書の問題をできるようにするのが基本や‼』とかほざいてたな。あいつらポンコツやけど、一応ベテランやから言っとることは正しいんかもな。」

 

と、教師の言葉を信じ、教科書の問題にとりかかりました。

 

これが悪夢の始まりであった…

 

教科書をやっても成績がほとんど伸びない・・・

教科書を読みながら学校で出された課題をこなしていくという生活を高3の夏休み前くらいまで続けました。

 

だが、一向に成績が上がらない。

 

学校で受けたベネッセ・駿台進研模試の結果はE判定(神戸大学・経営学部)。

 

にもかかわらず、危機感は依然として皆無。

 

「今まで部活もやってたし、夏休みにちょっと勉強すればイケるわw」

 

塾・予備校で寝る間も惜しんで勉強にいそしむ同級生を尻目に、私はパズドラに没頭していました。

 

 

 

夏休み、さすがにちょっとずつ勉強を始めます。

 

一日8時間勉強!

 

の、計画を立てただけ。

達成率は驚異の20パーセント弱。

 

しかも、やっていたことはというと大好きな倫理・政経のノートづくり。

苦手な数学には目もくれず、ひたすらに公民や理科の暗記科目をやりこむ毎日。

科目が偏っていた理由は、「やっていて楽しいから」。

 

ハナホジーしながら教科書を眺めてはガチャを回す。

 

信じられないでしょうが、ガチで受験に対して無知だったんです。

 

そうこうしているうちに、夏休みも終わってしまったのです。

「現役生にとって一番重要な時期」と言われる夏休みを見事に浪費しました。

はじめての全統模試・・・惨敗。

そうして受験した8月の全統マーク模試。

 

河合塾が主催するこの模試は全国のほとんどの受験生(特に現役生)が受けるため、本番に向けて説得力の高い指標が得られます。

 

結果はいわずもがな、手も足もぐうの音も出ませんでした。

 

結果↓

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2015年 第2回全統マーク模試(8月)

540/900

文句なしのぶっちぎりでE判定。。。

「あれ、、、これさすがにワロえんな、、、」

やっと、焦りだす俺。

 

あ、この結果を見て「そんなに悪くないやん!嫌味かよ!」と思う人がいるかもしれません。

 

違います。

 

人には人の戦うべき土俵があるのです。

 

私の志望校は神戸大学の経営学部。

 

全受験生にとって、「他人よりも偏差値の高い大学に合格する」ことが至上命題なのではなく、「第一志望に合格する」ことが本来の目標であるはずです。

 

育ってきた環境も、教育も、生まれつきの体のつくりも全て異なる人間が、夢を他人と比べるべきでしょうか?

 

あえて優劣をつけるとしましょう。

 

十分に余裕のある東大志望が、自らの努力不足で第二志望の慶應に合格した場合と、世間で言う底辺高校で努力を重ねて、第一志望の地方公立大学に合格した生徒がいたとすれば、後者の合格の方が価値は高いのではないのでしょうか。

 

それぞれ戦うフィールドは違い、それぞれが全力を尽くすべきである。

 

私はそう思います。

 

今回の模試の結果は、私にとっての戦うべきフィールド、つまり神戸大学の合格を目指す身にとっては非常に悪い結果だったのです。

 

嫌味でもなんでもありません。

 

「受験」を勉強し始める。

さあさあ、これからどうしたものか・・・

まずは東進に通っていた友人(阪大志望)に、苦手な数学を克服する方法はないのかと相談。

 

そこで、とある参考書を勧められました。

 

なんと、このときはじめて、私の勉強方法論の中に「参考書」というカテゴリーが生まれたのです。

 

これが巷に言う「サンコウショ」か・・・

 

ムムッ!!

 

これは・・・圧倒的に分かりやすい!!

 

辞書的な教科書とは違い、問題製作者側からのアプローチで解説されており、受験生が理解しづらい点や、頻出のポイントが強調されているから、学習の優先順位がまる分かりではないか!!

これが得点につながる勉強方法なのかっっっ!!!

 

これが、これが「参考書」なのか!!!

 

かあちゃん何で早く教えてくれねえんだよ!

 

この参考書との出会いが私の視野を一気に広げました。

 

大学受験にやっと興味が湧いてきたワイ。

 

ネットで勉強法について調べ始めました。

 

そこで、たどり着いたのが「受験サプリ(現在は「スタディサプリ」に名称を変更)」。

 

月額980円でプロの講座を受け放題だと!?

(ステマではないです。お金もらいたいけど。)

 

そもそも、私が塾・予備校に通っていなかったのは、家庭の経済的事情によるものでした。

 

「この安さなら・・・」

 

母親に頼み込んで、受講することを許してもらいました。

 

ありがとう、かあちゃん!

 

さらに、志望校の配点方式も自分で調べてみることに。

 

すると、私が目指していた神戸大学経営学部は独特な配点方式を採っていることが分かりました。

以下、赤本からの引用です。

経営学部(前期日程)では、センター試験の成績のみによる「センター優先」、次いで個別能力検査の成績のみによる「個別優先」により募集人員のそれぞれ約30%ずつを優先的に選抜した後に、「センター・個別総合」による選抜を行っている。

 

『2016年度版 大学入試シリーズ No.112 神戸大学 (文系ー前期日程)』(教学社 2015年)     

 

要はセンターか二次のどちらかだけに特化すれば合格できる可能性があるということに気が付いたのです。

 

公民と理科が得意だったのことと、筆記試験をアドバイスしてくれる人が見つかりそうになかったので迷わずセンターに全振りすることに。

 

ちなみに、私学の受験は全く考えていませんでした。

 

上述のように我が家は家計に余裕がなかったので。

 

また、親父の圧力があって、志望校を下げることも選択肢にはありませんでした。

 

おれはお前の所有物じゃねえっつーの!!

 

そんなこんなで8月後半にしてやっと、神戸大学1本・センター1本という方針が固まり、参考書と受験サプリを武器に、私の受験勉強がスタートしたわけです。

 

ですが、センター優先で合格するには、センター試験本番で82%程は確実に取らなくてはいけません。点数に換算して738/900。

 

本番まで約4か月で、実に198点も上げなくてはなりません。

 

ただでさえ大幅に出遅れていた私にとって非常に厳しい、絶望的な状況でした。

 

それからは、

英語・国語・世界史は受験サプリでインプット

他科目は参考書でインプット

→赤本と各予備校のセンター用の問題集でアウトプット

というサイクルを繰り返すことに決めました。

 

 

既に残り時間はあとわずか。

 

バックスクリーン3連発でもひっくり返りそうにない状況!!

 

はたして起死回生の大逆転満塁ホームランは飛び出すのか!?

 

バース、掛布、岡田、俺!!! 

 

次回、「宅浪ヒストリ―②現役夏~卒業」では、現役夏から入試本番までの軌跡をつづります!!

 

 

 

 

 

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