げんき、しとぉや!!
どうも、みるこです。
今回は宅浪失敗記第5話!
↓1~4話
宅浪失敗記③宅浪決定とリスタート。人は変われない...? - 宅浪落ちた。
〜前回までのあらすじ〜
宅浪決定も三日坊主は変わらず、ダラダラと挑んだ第1回全統模試では現役時代の貯金で辛くもA判定!
さすがに焦りを覚え、TOEICの受験でモチベーションアップを図る!
予想外の良スコアにテンション爆アゲで火がついた宅浪は父の一声で予備校生になることに!?
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父「おまえ、予備校に行ってこい」
ワイ「!?!?!?」
深夜、仕事から帰宅した父親が放った一言に戸惑い、緊張した。
というのも、私が現役時代から予備校に通わず、宅浪という選択をしたのは家庭の経済事情によるところが大きい。
予備校に通いたくなかったのではなく、通えなかったのだ。
〇 〇 〇 〇
高1の時に、友人に誘われて東進の無料体験講座に行った。
東進の自主学習システムと友人の存在に満足していることを母に告げ、私は当然そのまま東進に在籍するものと思っていた。
しかし、親から下された判決は"NO"だった。
父親は「勉強は自分でするものだ」の一点張り。
いや、だから、その勉強をしたいから頼んでるんですけど……
この世に勉強をしたいという子供を抑圧する親が存在するのかと憤り、毎日のように母親に当たった。
とても愚かだった。
親からすれば、「お金が無いから行かせてあげられない」とは、なかなか言えないだろう。
母親にしてみれば、苦渋の思いで私の訴えを突っぱね、毎日パートで働き、家事をこなし、やり繰りしていたに違いない。
だが、その気丈さ故に、私は気づけなかった。
まさか我が家がそこまで困窮していたとは、それまでの生活では思いもしなかったのだ。
そんなことをうっすらと理解し始めたのは、もう受験がそこまで迫っていた高3の夏頃だった。
〇 〇 〇 〇
なぜ、今になって、、、
今までのコトを逡巡していると、父親が寝巻きに着替え、席に着いたところで口を開いた。
「夏期講習だけな」
あぁ、そういうことか。
なるほど。
「勉強にはならんだろうが、息抜きでもしてこい」
タバコを吹かしながら半目で語りかけてきた。
「……はい。」
我が家ではいつもこうだ。
父親が王様で私は奴隷。
言われたことに従うだけ。
ともあれ、こうして予備校に通うことになったのだ。
早速近くの予備校を検索してみる。
候補は2件。
大阪の河合か神戸の駿台だったが、交通のアクセスの面から駿台を選択。
(今では河合も神戸に校舎が建ちましたね)
ちなみに料金は、どちらも入会金が約4000円、1講座約17,000円だったと思う。
駿台は3講座以上、河合は4講座以上もとらなくてはいけなかったことも決め手の一つだった。
少ない講義数にして費用をできるだけ抑えたかった。
講座は4日を1タームとして2タームで構成されていたと思う。詳しいことは覚えていないので、各自ggってくれ。
予備校の実態については以前の記事で詳しく書いてあるので、そちらを参照して頂きたい。
宅浪vs予備校 迷ったら読め! ~予備校生のリアル編~ - 宅浪落ちた。
え?いちいち読むのめんどくせえ?
うるせえ!読め!
と言いたいところですが、時間がないであろう受験生の皆さんのために簡単にまとめてあげます。
駿台夏期講習に行って思ったこと。
- 通学時間が意外にストレス。
- 予備校選びは講師選び。自分に合わない授業スタイル(板書が多い、答えを事前に配らない等)がストレス。↔問題を作成・採点する立場の人間なので、回答作成のポイントや、取り扱う問題の重要度など、経験を積まないと得られない情報を得られる。
- 結局は自習室で自主的に勉強できるかどうか。授業はあくまでサブ。自習がメインという考え方ができるか。東大・京大・一橋など難関大の志望者は自習室に籠っていた。
- 周囲にライバルがゴロゴロいるので気合が入る。
みたいな感じですかな。
とにかく刺激にはなりましたね。
かわいい子もいっぱいいたし。
浪人してから都会に出向くこともなかなか無かったので気分が高まりました。
あと話せることは特にないかなぁ…
食事スペースで男女がイチャコラしてるのを目撃して死ねってつぶやいたくらいですね。
結局「やるやつはどこにいてもやる。やらないやつはやらない」のだと。
受験は絶対的な個人戦。
どんな手を使ってでも勝利を掴むという強い気概。
学校、予備校、友人、親でさえも使えるものは全て「利用」するというある種の狡猾さがないと、高度な情報戦には勝てないのだと感じました。
そんなこんなで夏期講習期間の7月は自習室も使い放題なので駿台に通っていました。
生活・学習リズムを予備校仕様に合わせるのに少し手間取りましたが、それなりに高いモチベーションで学習を続けることができました。
そして7月の集大成として31日、最高難度のマーク模試、”駿台全国マーク模試”に挑むことに。
予備校潜入で受験の孤独さを再認識した宅浪は結果を残すことができるのか。
次回、浪人の夏。
乞うご期待。
~おまけ ワイのおすすめのS台文庫の参考書~
センター過去問(青本)
S台文庫に共通しているが、解説がしっかりしていて、単なる”解答”に留まらず、解答を導き出すまでの思考プロセス、果ては学習プロセスまで記載されており、真に受験生の味方をしていると思う。
今まで赤本しか使ってこなかったそこのあなた!
価値観変わりますよ!
○○大学への△△シリーズ
難関大以上を取り扱うこのシリーズは、過去の駿台実践模試を収録している。
問題そのものの実践度の高さは言うまでもないが、答案のつくり方、採点基準の詳細な記述が素晴らしい。
出題者の意図や採点基準を知るということは、自己満足に陥りがちな記述式の答案をワンランク上の”合格者の答案”へと引き上げてくれるだろう。
志望大学のものでなくとも、はたまた記述式の試験を受けなくとも、是非一度は手にとってみて欲しい。
↑3つ。
Campusシリーズ、短期攻略シリーズ。
薄い、だがそれでいい!
参考書は分厚ければ良いと思っているのであれば、それは早急に考えを改めるべきだ。
洗練された問題と解説。
時間のない受験生は、試験に不要な知識を容れ込んでいる暇などないのだ。
おまけ S台文庫編、終
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