げんき、しとぉや!
どうも、みるこです。
今回から、「こんな感じで宅浪失敗」シリーズを始めます。
どんな感じなのかというと、各教科どんな感じで勉強したのか、良い感じだったか、そうでなかったかっていうのを細かめに紹介しようっていう感じです。
使った参考書、使った時期、使い方、成績の推移。
「宅浪失敗記」では具体的な勉強内容はあまり書かなかったので、こちらのシリーズでまとめることにしました。
そして、第一回目の今回は数学編。
パート①では現役時代の勉強を振り返ります。
なお、当ブログは失敗者の自己紹介となっておりますので、「これをやれば成績アップ」とかいう受験指導のサイトではありません。
ただ、落ちた受験生と落ちた勉強法が転がっているってだけっす。
僕にとっての正解はあなたにとっての不正解かもしれませんし、逆もまた然りです。
そこんとこは自己判断でおねがいしや~す。
成績の推移
模試の成績を縦軸に偏差値をとってグラフにしました。
詳細な得点等は下の方に書いてます。
〇詳細
模試名ー点数ー偏差値(赤字は記述模試)
<現役>(神大経営志望)
・7月 「進研模試 総合学力記述模試」
62/200 48.3
・9月 「第二回全統マーク」
数ⅠA:54 49.7 数ⅡB:43 49.1
・9月 「第一回ベネッセ・駿台マーク」
ⅠA:54 47.6 ⅡB:50 51.0
・10月 「第三回全統マーク」
ⅠA:64 49.4 ⅡB:46 50.7
・10月 「第2回ベネッセ・駿台記述模試」
78/200 54.1
・11月 「第三回ベネッセ・駿台マーク」
ⅠA:69 55.9 ⅡB:53 52.5
・11月 「全統センタープレ」
ⅠA:52 44.6 ⅡB:48 46.3
・センター試験2016「センターリサーチ」
ⅠA:58 50.7 ⅡB:76 62.5
<宅浪>(8月から阪大経済に志望校変更)
・5月 「第一回全統マーク」
ⅠA:84 60.5 ⅡB:78 60.4
・5月 「第一回全統記述」
93/200 56.0
・7月 「駿台全国マーク」
ⅠA:69 55.4 ⅡB:64 52.5
・9月 「駿台全国判定模試」
90/200 50.4
・9月 「第1回駿台・ベネッセマーク」
ⅠA:81 64.8 ⅡB:64 57.3
・10月 「第三回全統マーク」
ⅠA:78 64.5 ⅡB:78 63.1
・11月 「阪大入試実践」
61/200 45.8
・11月 「阪大即応オープン」
38/100 54.1
・11月 「神大入試オープン」
55/75 59.7
・11月 「全統センタープレ」
ⅠA:58 52.4 ⅡB:60 53.1
・センター試験2017「センターリサーチ」
ⅠA:84 60.4 ⅡB:78 60.5
・阪大本番
57/100
ふう。
こうして並べてみるといかに数弱なのかが分かりますね。
現役は偏差値40台から始まり、50近辺をウロウロ。
宅浪の結果、最終的に偏差値60まで上げることが出来ましたが、二次力を伸ばしきれなかった。
~現役8月まで
では、苦手の克服に失敗した要因は何だったのか。
現役時代からの勉強法を振り返っていきます。
ワイと共通点の多い人はヤバいかもね~
使ったもの:学校の教科書、問題集
平均勉強時間:週に3時間程度
→結果:全統マークE判定、偏差値40台からのスタート
〇教科書
受験勉強を意識し始めたのは高2の冬。
教師が「高2の三学期は高3の0学期や!」とか急に煽り始めたので、そろそろやるか~みたいな。
当時から数学の成績は酷く、学内のテストでは平均点以下。250人中200番目くらいだったと記憶しています。
普通は焦りますが、塾・予備校に通っていなかった私は受験を甘く見ていました。
「教科書が分かれば受かるんやろ?余裕やんw」
っていう考えだったので、とりあえず、それまで答えを丸写ししていた学校の課題を自分の頭を使って解き始めることにしました。
と言っても基礎が欠落しているので、課題を見ても解けるはずがなく。
問題を見る→解けない→解答を写す→次の問題を解いてみる
っていう「作業」を繰り返して、課題の範囲が全部終われば満足して終了っと。
もちろん復習なんかしてなかったです。
勉強時間は課題にかけた時間だけなので、週に3時間くらいじゃないですかね~。
こんな生活をかれこれ高3の夏休みが終わる8月くらいまで続けていました。
当然、成績は上がるはずもなく、模試では軒並み偏差値40台。
これで神大目指してたんだから全く無知ってのは恐ろしいっすな。
現役9月~11月
使ったもの:『数学ⅠAの点数が面白いほどとれる本』、『数学ⅡBの点数が面白いほどとれる本』、『マーク式総合問題集』
平均勉強時間:一日2時間くらい
→結果:偏差値50を超えるようになる
〇面白いほどとれる本
模試で”E”の文字を目にして焦り始めたとき、東進に通っていた友人がオススメの参考書を教えてくれました。
それがコレ。
東進の志田晶先生の著書で、ⅠA、ⅡBともに同じ構成になっています。
前半はどちらも100個くらいの「パターン編」で構成され、「このタイプの問題はこうやって解く!」と解説されており、後半は「演習編」で実際にセンター形式の問題に取り組みます。
二冊の黄色本で数学の全体像をつかみ、実際の問題演習は『マーク式総合問題集』を使っていました。
河合塾の「全統模試」を収録したこの本は、主に模試の三日前くらいから、本番を想定して、一日に一回分解いていました。
時間も本番と同じ、シャーペンでなく鉛筆を使って、マークシートを用いて本番と同じ状況になるように意識しました。
さすがに問題を印刷するのは面倒なので、冊子に直接書き込んでいましたが、復習のことを考えると印刷しても良いかもしれませんね。
〇伸び悩み?
さて、こうした勉強法で成績は上がったのか。
もう一度 9~11月の模試の成績を見てみましょう。
・9月 「第二回全統マーク」
数ⅠA:54 49.7 数ⅡB:43 49.1
・9月 「第一回ベネッセ・駿台マーク」
ⅠA:54 47.6 ⅡB:50 51.0
・10月 「第三回全統マーク」
ⅠA:64 49.4 ⅡB:46 50.7
・10月 「第2回ベネッセ・駿台記述模試」
78/200 54.1
・11月 「第三回ベネッセ・駿台マーク」
ⅠA:69 55.9 ⅡB:53 52.5
・11月 「全統センタープレ」
ⅠA:52 44.6 ⅡB:48 46.3
、、、あれ?ほとんど変わって無くね?
偏差値が50台に乗るようにはなったものの、そこまで大きな変化は見られない。
考えられる原因は三つ。
①勉強法が間違っている。
②勉強法は良いが、勉強量が足りない。
③勉強法も間違っているし、勉強量も足りない。
宅浪を経た今の立場から判断すると、②の「勉強量が足りなかった」が一番の原因であると思います。
当時ほとんど初学の段階から、9月にようやく参考書と出会い、ペースを探りながらの状態。
さらに他科目の勉強と「バランスよく勉強しようとしていた」ので、数学を含むすべての科目が中途半端に。
そんな中途半端な勉強量でもって3ヵ月くらいで結果を出すのは難しいのだと今では思います。
思い切って、「一か月間は数学しかやらない」みたいな短期集中で苦手を克服する期間を設けた方が良かったと思います。
数学に限った話ではなく、だらだらと学習を続けていても、ヒトは忘れていく生き物なので、参考書の二周目に入るころにはほとんど身についていませんし、分野ごとの結びつきも感じられません。
特に二次試験で使う科目であれば、思い切って苦手克服期間を設定して、定着させてしまった方がかえって効率がよいのだと気が付きました(浪人してから)。
〇二次の勉強は必要か
また、二次試験の勉強を全くしていなかったことも成績が伸びなかった要因です。
浪人を経て偏差値60まで成績は上がりましたが、これはセンター形式に対する経験値ではなく、二次試験の勉強があったからだと私は感じました。
穴埋めや誘導がなく、ゼロからのアウトプットという経験が、インプットの質を向上させ、数学に対する理解が深まる。
当時の私は神戸大学の経営学部を志望していましたが、この学部には「センターがめっちゃ良かったら二次やらなくてええよ」みたいな配点がありました。
夏まで参考書の存在すら知らなかった私は、「今から神大に合格するにはこのセンター全振り配点を狙うしかない!」と、二次試験の勉強はハナから捨てていたんですよね。
「二次を捨ててセンターに特化すれば戦える。」と、信じていたのですが、そんな甘い世界ではありませんでした。
センターを、「穴埋めスクラッチギャンブル」ではなく、数学に取り組んでいるのだと実感したのは浪人して記述式の勉強を始めてからでした。
成績が上がり始めたのはそのことに気が付き始めてからでした。
今日の反省ポイント
- 自分を信じるな。確かな情報を信じろ。教科書だけで合格なんて無理。参考書を手に取れ。
- 「センターだけ」の人こそ記述式の勉強。「逃げ」と「攻め」を履き違えるな。
詳しく書くと思っていたよりも長くなるので、今回はここまで!
時間はかかると思いますが、全教科アップする予定です。
「待ちきれない!」
「要点だけ話せや」
「宅浪の話し相手になって欲しい。。。」
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私のような凡人にできることがあればお力になります。
それでは、全受験生に光あらんことを。
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