宅浪落ちた。

宅浪して落ちたワイ。成功した人のオ〇ニー日記に飽きた人へ。

宅浪に失敗して一年、地方公立大に進学してワイが感じたこと。

げんき しとおゃ!!

どうも、宅浪みるこです。

 

 

大阪大学の物理の試験に誤りがあり、30人が繰り上がり合格になったニュースはご覧になりましたか?

阪大の受験を考える方にとってはなかなかショッキングな話題となりましたね。

(2/1には京都大学の物理試験にもミスが発覚。28人に影響。)

 

当の被害者さん達からすれば甚だ迷惑でしかないです。

なにせ一年間というかけがえのない時間を棒に振ったのですから。

若さは天地がひっくり返っても取り戻せません。

もし、「不合格のショックで自殺してしまった」なんて人がいたらどうなっていたんでしょうね。。。

 

さてさて、実は私もこのニュースに心を乱されたうちの1人。

 

2018年2月25日、大阪大学経済学部を受験。

なんと2点差で不合格しとります!!

ーーーーー1年後ーーーーー

いつも通り、眠た目をこすりながらリビングへ

「・・・きみは朝から元気やなぁ。My sonよ・・・」

文系大学生の朝なんてのんきなものだ。

「ぎゅうにゅうでも飲m…」

 ”阪大入試問題に誤り”

新聞の一面が視界の隅に入る

言い知れぬ緊張感が体を駆け、

異常事態の信号を受信した脳は瞬時に冴えわたる

 

ダンッッ!!!

 

吸い込まれるようにして机に手をつき、

 

2秒、3秒・・・

 

「ぶ、物理かよおぉぉぁぁっぁ‼‼、っ、ぃぃ、、」

渾身の咆哮。

 

 

まあ、期待なんかしてませんでしたが、、、、

よく考えたら、該当者にはいち早く大学から連絡がいくやろ、、、、

 

 

これがキッカケで、一年かけて浄化しかかっていた学歴コンプ熱は再燃。

そんなこんなで辞めかけていたイキリブログを再開するに至ったわけですな。

 

一年間の宅浪の末、私は辛うじて後期の地方公立大に進学できました。

 

今回は、失意の中春を迎え、望まざる大学生活を送った一年間を振り返ります。

◆レベルが低すぎる大学、意識が高すぎる自分

四月、結果は置いておいて、宅浪の闇から抜け出すことができた私は異常な意識の高さでした。

 

入学式は最前列。新入生オリエンテーションも最前列。講義はもちろん最前列。

実は入学前から日商簿記の独学を始めていたりもしました。

「絶対に成り上がってやる」

なぜここまで意識が高かったか。

 

学歴コンプ全開

お前らみたいに大学に遊びに来たんじゃない」という気持ちが常にありました。

どうやら浪人して入学した大学でイキっていたようです。

いや、自分のなかでは他の学生を馬鹿にしているつもりはありませんでした。

 

偏差値なんてものはそれまで育ってきた環境が大きく影響しているもので、そこに気づいてからが自分の努力の領域であると私は考えています。

いくら偏差値が低い大学に入学しようが、あるいは進学できなかったとしても、それが当人の最大限の努力の成果であれば、誰にもその人を蔑む権利はないのです。

こどもは自分で生まれ育つ環境を選択できないのですから。

 

それでも私は自身の成長のため、大学で付き合う仲間は選ぼうと決めていました。

同じように意識の高い生徒が隣に座ってくれることを期待して生徒を「選別」していました。

 

各々のレベルに合わせた大学がそれぞれ存在する。

そんなこと分かってはいても、「お前たちとは違うんだ」とイキってなんとか自尊心を保っていたようです。

 

いや純粋に講義から何かを得ようと一番前の席に座って学習しようとする姿勢はむしろ学生のあるべき姿だとは思うんですがね。

今思えばそこら辺の学歴コンプ厨と同じように自分の身の丈を高く見せようとする雑念が少なからずあったようです。

恥ずかしい。。。。

 

ただ、「人生逆転させたい!」という純粋な気持ちと、勉強がしたいという気持ちがあったのも事実です。

しかし、大学の授業が僕の望むレベルとあまりにもかけ離れていて日々苦悩しました。

自分が選んだ大学なんすけどね(笑)

 

だって、ほとんどの講義が教授の朗読大会なんすよ。

「何が楽しくて毎日オッサンの糞ボイス聞かなあかんねん!」

「しゃべり方から加齢臭プンプンやわ!!」

「こっちは年間50マン払って、貴重な10代の時間を割いt…あ俺浪人してるからもうハタチか。やかましいわ!」

僕の脳内会議は暴徒化した聴衆であふれかえっていました。

 

だが、いくら嫌でも単位のために出席は必須。

このもどかしさで発狂寸前。

一年間悩み続けることに・・・

繰り返しになりますが、自分の努力不足が呼んだ結果なんです。。。

 

まあ、講義の予習や復習に時間を割かなくてもそれなりの成績が取れるし、自由な時間が得られるという点ではメリットかもしれないですね。

奨学金や留学制度を利用しまくるというのも一つの手かもしれませんね。

 

◆無力さの実感

うぬぼれまくって入学した私は前述のように他の学生を半ば見下していました。

「アホがそんなことも分からんのか」

「騒ぐしか能ないんかチンパンども」

と、入学早々にフルスロットルで毒を吐く(脳内)

 

実際冷静に見て何も学ぶところが見いだせないクズも多いですが、「コイツすげえわ」と心底うらやましくなる人も多いです。

例えばバカはバカでも、何も恐れない奴。

僕みたいな陰キャの権化は何をするにも周囲の目を気にしてしまいます。

でも、メーター振り切ったバカは無駄なプライドを持ち合わせていないので、何かあるとすぐに行動します。

講義室の最後列からでも大声で教授に話しかけたり。

気になる女の子がいれば相手に彼氏がいようがお構いなし。

その行動が正しいかどうかはさて置き、「行動すること」自体が何事においても重要な意味を持っているのだということは、この年になると薄々分かってきます。

こういうやつに限って実は要領がよかったり、仲間に助けてもらったり、教授にも気に入られてうまくやっているんですよね。。。

あなたもきっとこういうタイプの人間に出会ったことがあるでしょう。

 

高校生の時の自分ならただ侮蔑して見過ごしていたと思います。

ですが今は「こういうやつが社長とかになって世の中を変えていくんだろうなぁ」と嫉妬を超えて感心してしまっています。

 

何をするにも高すぎるプライドを捨てることができずに躊躇してばかりの自分は所詮「一般人」にすぎないのかと、自分の無力さ・小ささが嫌になる。

 

大天才か大馬鹿であったならなぁ…

 

自分が見下していたはずの学生であったからこそ敗北感が大きく、学ばせられることが多いです。

 

◆見出した希望

入学当初、私の野望は「経営コンサルタントになること」でした。

企業の経営状態を分析して適切な改善案を用意する仕事。

年収も高く実力主義の世界で生き抜く職業に憧れましたが、今思えば自分はただ受験に失敗したことを難しい職業に就くことで記憶から消してしまおうと躍起になっていただけだと思います。

つまり、自分の興味のある分野の中から「他人に羨まれる職業」を選んでいたに過ぎないわけです。

プライドと承認欲求にまみれた職業観で、心の底では「これが本当にやりたいことなのか」と気が晴れずにいました。

 

と、まあ実にネガティブな日々を送っていたわけなんですけど、徐々に自分の弱さを受け入れられるようになってきました。

今までに関わったことがないような底抜けに明るい奴と遊んでみたり、ぶっ飛んだホストやどうしようもない親のすねかじりの話を聞いてみたり・・・

他人との関わりの中で自分の飾らない姿や本当にやりたいことが見つかってきました。

 

1年間自分と向き合い、他人と自分を認めることができるようになった私は今スッキリと晴れやかな気持ちです。

本当に目指したい将来の夢も見つかりました。

 

1年前、「死にたい」としか考えていなかった自分がこんなにも希望をもって毎日を過ごすことができているのは信じられません。

 

◆すべての受験生に伝えたいこと

  • 大学で勉強したいなら自分のレベルに合った大学に合格するんだ!!
  • あえてレベルを下げてトップを狙うのも実はアリ?
  • 大学選びは教授選びでもある。できる限りの情報を集めよう!
  • どんな大学に入ることになっても腐っちゃダメ。謙虚になって自分を見つめ直したら新しい道が見えてくるかも!?いや、見つけよう。

 

よく言われることですが、受験は人生のほんの一部でしかありません。根を詰めすぎて極論しか考えることができなくなっては自分の可能性の芽を摘んでしまいかねません。

 

とはいえ、受験生にとっては受験に合格することが人生のすべてのように思えるほど大きな問題なんですよね。。。

学歴学歴と騒がれる日本では親御さんからしても心配が過ぎることがあっても仕方がない気もしますし。。。

親にしても子供にしても残酷というかなんというか・・・

 

やはり受験生ができることは「準備」しかないのかと思います。

できる限り成績を上げて、自分のやりたいことを見つけて、大学について調べて・・・

やることは山盛りです。(山盛リィ‼)

 

 

どんな大学に入っても自己実現は可能だ!!!

と、胸を張ってあなたに言ってあげることはまだできませんが、私はそう信じています。いつか多くの人を勇気づけれるようになるため、私も精進します。

 

 

いつか希望を語り合えるように

本気で青臭いことを言い合えるように

 

応援してます

 

 

 

では、また!

 

 

 

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